【アイビスSD/追い切り診断】ジャングロに並ぶ高評価は“8枠”GET 「ラストの弾けっぷりは目を見張るもの」

 

【アイビスSD/追い切り診断】ジャングロに並ぶ高評価は“8枠”GET 「ラストの弾けっぷりは目を見張るもの」

■レジェーロ

【中間調整】昨年のアイビスサマーダッシュが自身2度目の千直挑戦。1度目の2021年韋駄天Sが凡走に終わっていたこともあり、有利な大外8枠18番ながら16番人気という低評価。しかし、レースではスムーズに流れへ乗り3着馬にクビ差の4着と、人気を大きく上回る激走を果たした。3度目の千直だった前走・韋駄天Sは0秒1差の6着。内めの枠だったし、ハンデ戦で斤量の軽い馬がワンツーに入ったことを考えれば上々の走り。昨年のアイビスSDが単に枠に恵まれただけではないことを証明できたと言っていい。

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前走後は予定通り休養を挟んで、昨年以上の成績を目論みアイビスSDへ。7月頭に栗東へ戻り、じっくりと乗り込まれている。2週前となる7月13日のCW併せ馬では2歳新馬が相手だったとは言え、豪快な伸びから先着。1週前の坂路追いでは抜群の折り合いから、ラストでいい加速を披露していた。

【最終追い切り】レース当週も折り合いに専念し、終いを伸ばす坂路単走の調整。他馬で混雑した時間帯ながら自分の走りに集中し、ブレの少ないシャープな走りで登坂する。ラストはまったくの馬なりのまま、気持ちを乗せて回転数を一気に上げることができていた。

【見解】中3週と厳しい状況ながら昨年このレースで好走したように、夏場に強いタイプなのだろう。その昨年と比較し、今年はあらかじめこのレースを目標に休養を挟んでおり、攻めの順調さで大きく上回る。メリハリを意識した調整過程にも好感が持て、今週のラストで見せた弾けっぷりには目を見張るものがあった。昨年に続いての大外枠ゲットでさすがに馬券妙味は急落しそうだが、なんにせよ状態面に関しては言うことなしだ。

総合評価「A」

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著者プロフィール

西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター
競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。