【女子ゴルフ】鈴木愛が17アンダー単独首位に浮上、2打差で櫻井心那が追う楽天スーパーレディース3日目

女子ゴルフの国内第21戦「楽天スーパーレディース」（兵庫県・東急グランドオークゴルフクラブ／6636ヤード、パー72）は29日、第3ラウンドが行われ、鈴木愛が1イーグル、5バーディ、1ボギーの66で回り、通算17アンダーで単独首位に立った。櫻井心那が2打差15アンダー2位、イ・ミニョン（韓国）が3打差14アンダー3位で追走している。

◆【実際の映像】17アンダーで単独首位浮上の鈴木愛、18番で見せたスーパーイーグル

■鈴木、櫻井とも18番で見事なイーグル

ムービングデーの3日目は、予想通り前半からバーディの奪い合いとなった。

首位タイで出た鈴木は、4番、5番連続バーディで単独トップに立つ。これを猛然と追いかけたのが、3打差8アンダー8位タイから出た櫻井。3番から圧巻の5連続バーディで首位を捕らえる。1打差10アンダー3位タイから出た小祝も、1番、4番、9番とバーディを重ね、追いつく。前半を終え、13アンダー首位タイに鈴木、桜井、小祝の3人が並んだ。

後半に入って上位陣のスコアが停滞する。小祝は10番ボギー、13番2打目を左クリークに入れボギーとし一歩後退。この間、前半3つ伸ばし1打差としていたイ・ミニョンが14番バーディでトップに並ぶ。

後半パーを続けていた鈴木と櫻井。先に均衡を破ったのは櫻井。14番2打目をベタピンにつけバーディ、単独首位に立つも、鈴木も13番バーディで譲らない。鈴木は14番、15番と長いバーディパットを見事に沈め、3連続バーディでついに抜け出す。

ところが、これでは終わらなかった。櫻井は16番でこの日初のボギーが来たものの、最終18番パー5で2オンに成功し、起死回生のイーグルフィニッシュ。この時点で首位の鈴木に再度追いついた。

鈴木も16番でまさかのボギー。しかし、18番でドラマが待っていた。3打目のアプローチが直接カップインするイーグル、最後に単独首位に返り咲いて一日を終えた。

明日は朝から快晴の予報。優勝スコアがどこまで伸びるのか、最後に誰がトップに上り詰めるのか、注目の最終日となる。