「のむシリカ presents 超RIZIN.2 powered by U-NEXT(スーパーライジン2)」(30日、さいたまスーパーアリーナ)の前日計量が29日、試合会場で行われ、メインのフェザー級タイトルマッチに出場する朝倉未来とヴガール・ケラモフは計量を一発でパスした。計量後に朝倉は「調子いいです。明日KOします。チャンピオンになります」と堂々宣言した。
契約体重66.00キロに対して朝倉は66.00キロジャスト、ケラモフは65.80キロだった。
◆【実際の映像】朝倉未来、自信みなぎる笑みを浮かべて計量パス バッチバチの“近距離”フェイスオフにファン歓声
■海外ブックメーカーは朝倉勝利を支持
Bellatorファイターらも多数参戦するビッグマッチのトリを飾るのは「朝倉未来 vs. ヴガール・ケラモフ」のフェザー級タイトルマッチだ。前回大会『RIZIN.43』で前王者クレベル・コイケの体重超過により、タイトルマッチはノーコンテスト(無効試合)扱いとなり、現在王座は空位に。今回の試合の勝者が、第4代RIZINフェザー級王者となる。
朝倉は2021年6月に前王者クレベルに一本負けを喫して以来、萩原京平、斎藤裕、牛久絢太郎と元王者2人を含む強敵相手に3連勝中。昨年9月に行われたボクシング界のレジェンド、フロイド・メイウェザーとの対戦を機にボクシング技術や持ち前の打撃力にも磨きをかけた。
対するケラモフは21年の斎藤戦で反則行為による減点が響き判定負けした以外は4戦全勝。23年4月の復帰戦『RIZIN.41』では堀江圭功に2ラウンドでタップアウトを奪うなど圧倒的な強さを証明しており、一部の選手やファンからはフェザー級最強との声も上がっている。
英国大手ブックメーカー『ウィリアムヒル』は朝倉の勝利1.61倍に対しケラモフの勝利は2.20倍、『bet365』では朝倉の勝利は1.62倍でケラモフの勝利を2.30倍とした。圧倒的な差はないものの、海外ブックメーカーは朝倉優位との予想を展開している。
現在空位となっているフェザー級王座に輝くのはどちらか。明日開催の格闘技の真夏の祭典でついに新王者が決定する。
◆朝倉未来、わずか“5センチ”の至近距離フェイスオフ 「調子いいです、明日KOします」と新王者宣言
◆「朝倉未来 vs. ヴガール・ケラモフ」石渡伸太郎、佐々木憂流迦らが勝敗予想 金原正徳は「ケラモフが一番強いと思っている」
◆「どちらが強いかに興味」朝倉未来 「ケラモフを倒し、次はクレベルを倒す」 フェザー級“最強”の証明へ
文●SPREAD編集部