「のむシリカ presents 超RIZIN.2 powered by U-NEXT」が30日、さいたまスーパーアリーナで行われRIZINパートの第8試合、フェザー級タイトルマッチ「朝倉未来 vs. ヴガール・ケラモフ」は、ヴガール・ケラモフが1ラウンド2分41秒で勝利した。
◆【実際の映像】ムサエフが朝倉未来に1ラウンドで“鮮烈”一本勝ち 打撃からの絞め落としで新王者へ
■「油断と言えば油断かもしれない」
第1ラウンド、スタート前から場内から歓声が沸き起こるなか両者慎重な立ち上がり。均衡を破ったのはケラモフ。シングルレッグからロープに追い込むと朝倉に打撃を浴びせてグラウンドに引き込んだ。そこからはケラモフの舞台。アップポジションからヒジの鉄槌を振り下ろし、最後は立ち上がろうとした朝倉にバックからリアネイキッドチョークを極めた。朝倉は顔を赤くしながら暫し耐えるも堪らずタップアウト。ケラモフの1ラウンド一本勝ちとなった。朝倉がタップアウトするのは、プロキャリア初のことだった。
「特になにもないです。言葉がない」と話し始めた朝倉。ケラモフの戦う前との印象の違いを聞かれるとしばし沈黙した後「‥‥強かったですね」と一言。試合については「反省するような内容がなかった。何もしてないんで。今までの負けとはわけが違う。何もない」と一蹴した。
想定外だったことについては「締める力……くらいですかね。組技の力は想定外でした。テイクダウンされてのマウントのキープ力は今までの選手と比べ物にならないくらい強かった」と振り返り、「背中がロープについてて、あの体勢で極まることはないと思って、立つ準備をしていた。油断といってしまえば、油断かもしれない」とした。
「スゴイ期待してくれたファンの人も多かったと思うし、遠くから来てくれた人に申し訳ない気持ちですね」とファンへの謝罪を述べた朝倉。今後については「考えられない」とし、目標も「ないです」と言及を避けた。
◆鈴木千裕、Bellator現王者に“衝撃の”1RKO勝ち パトリシオは意識朦朧「まさにジャイアントキリング」
◆堀口恭司、“クソガキ退治”ならずゴング25秒でノーコンテスト 左指が神龍の目に入り続行不能
◆マゴメドフ、“戦慄のギロチン”で1R一本勝ち 「タップしなければ相手は失神していた」
文●SPREAD編集部