ニューヨーク・メッツの千賀滉大は2日(日本時間3日)、敵地で行われたカンザスシティ・ロイヤルズ戦に先発登板。序盤に制球を乱し5回2/3を投げ11安打と苦しんだが、6奪三振3失点でまとめ試合を作った。
打線の援護なく今季6敗目を喫したが、再び規定投球回に到達。防御率3.25でナ・リーグ5位にランクインしている。
◆【速報/実際の映像】千賀滉大、試合後の会見「シャーザー、バーランダーからは多くのことを学んだ」
■マウンドが合わず今季6敗目も、粘りの投球
メッツは今季大補強で世界一奪還を目指したものの、50勝56敗と低迷。ナ・リーグ東地区首位のアトランタ・ブレーブスとは19.5ゲーム差をつけられている。
1日(同2日)のトレード期限で、2大エースのジャスティン・バーランダーが古巣ヒューストン・アストロズへ、マックス・シャーザーがテキサス・レンジャーズへトレードとなり、“世界最強”と称された先発ローテーションが、わずか半年をもって解体となった。
エースの座を託された千賀はこの日、初回から制球を乱し2点を失うも、3回以降は粘りの投球。最速96.6マイル(約155.4キロ)のフォーシームを軸に、カッター、フォークボール、カーブ、スライダーを駆使し、5回2/3で99球(ストライク62球)を投げ、2失点。11安打を許すも先発の仕事を果たし、再び規定投球回に到達。チーム先発トップの防御率3.25でリーグ5位に浮上した。
試合後、地元放送局の取材に対し「(ふたりのエースについて)このリーグでやっていくための大切なものを色々教えてくれましたし、親切に接してくれたので、本当に感謝の気持ちです」と話し、新たにエースとして求められる役割については「試合を作って、勝つ可能性を高めるということについては変わらない」と語っていた。
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文●SPREAD編集部