ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平は3日(日本時間4日)、本拠地でのシアトル・マリナーズ戦に「2番DH・投手」でスタメン出場。
4回3安打無失点と好投を見せていたが、右手と右指のけいれんで5回のマウンドには上がらず急きょ降板。しかし、その後も打席に立ち続け、8回裏の第4打席で両リーグ最速となる今季40号アーチを放った。
◆【実際の映像】大谷翔平、緊急降板をものともせず……“球団史上最速”で40号アーチ到達
■降板後奮闘も…試合は痛恨の逆転負け
大谷は8回1死走者なしで迎えた第4打席、マリナーズ三番手アイザイア・キャンベルの6球目フォーシームを捉えると、打球は右中間スタンドへ。打球初速106.7マイル(約172キロ)、飛距離390フィート(約119メートル)の一打は、自身2度目のシーズン40発の大台到達。
この一打で大谷はマイク・トラウト、トロイ・グロースに続き、40本塁打以上を複数回記録した球団史上3人目の打者に。さらには、2シーズン以上で40本塁打、150奪三振を記録。こちらはMLB史上初の大記録となった。
緊急降板後の豪快な一打、これには現地記者も続々と反応。「ニューヨーク・ポスト」の敏腕記者ジョン・ヘイマン氏も自身のツイッターを更新。「彼はシーズンのMVPだけではなく、プレーする全ての試合でMVPだ」と驚きを隠さなかった。
大谷は、4回無失点で降板後も打席に立ち、40号本塁打含む2打数2安打1打点1盗塁の活躍。試合には敗れたものの、またも圧倒的な存在感で観客を魅了した。
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文●SPREAD編集部