4日から、楽天モバイルパーク宮城で東北楽天ゴールデンイーグルス対千葉ロッテマリーンズの3連戦が行われる。
楽天は借金「5」のパ・リーグ4位、ロッテは貯金「11」の2位。今季の対戦成績はロッテが7勝6敗で一歩リード。ともに8月を1勝2敗スタートとなったが、今カードのゆくえは果たして。
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■高卒8年目、勝負の年に
楽天注目は、高卒8年目の村林一輝だ。
昨季まで1軍通算17安打の男が今季ブレイクし、ここまで51試合で打率.308(130打数40安打)、2本塁打、21打点をマーク。7月に入って1番打者に定着、リードオフマンとしての地位を確立しており、8月も3試合で打率.385(13打数5安打)、1本塁打、4打点と結果を残している。今カードでもさらなる活躍が期待できそうだ。
一方のロッテでは、同じく高卒8年目の平沢大河に注目だ。
仙台育英高で甲子園を沸かせたドラフト1位の逸材も、ここまで殻を破れず。今季も6月中は2軍暮らしで、ここまで51試合出場で打率.174(121打数21安打)、3本塁打、8打点と振るわない。しかし、3本塁打中2本塁打が3日の北海道日本ハムファイターズ戦で放ったもの。同試合で1番打者に抜擢された平沢は、先頭打者本塁打から1試合2発の4打数3安打と爆発した。故郷・仙台で行われる今カードで再び奮起に期待したい。
ともにプロ入り以降苦しんできたが、まだまだ25歳と巻き返すチャンスはある。両チームは8ゲーム差と開いているが、楽天と3位・ソフトバンクとの差は3.5とすぐ届く距離にある。「村林vs.平沢」の同学年対決、願わくば“リードオフマン対決”が勝敗を決する場面を見たいものだ。
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提供●Baseball Times