【MLB】マリナーズのルーキー右腕が大谷翔平から2奪三振 米メディア「大谷を人間のように見せた」と高評価

 

エンゼルス・大谷翔平
エンゼルス・大谷翔平(C)ロイター/USA TODAY Sports

ロサンゼルス・エンゼルス大谷翔平が6日(日本時間7日)、本拠地でのシアトル・マリナーズ戦に「2番DH」で先発出場し、2試合ぶりの安打を放つなど4打数1安打だった。エンゼルスは延長の末、2―3で敗戦。今季ワーストタイとなる6連敗を喫し、借金1となった。ワイルドカード争いにおいて、プレーオフ進出圏内の3位以内までは7ゲーム差に開き、ポストシーズンへ向けて崖っぷち状態となっている。

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■4打数1安打も41号はお預け

大谷は第1打席で中前打を放ち、幸先の良いスタート。しかし、この日は相手先発のルーキー右腕ブライス・ミラーの出来が良く、続く第2、第3打席とも空振り三振に倒れた。4打席目は4番手でマウンドに上がった右腕ジャスティン・トパに二ゴロに打ち取られ、この日は4打数1安打。打率は.306とわずかに下降し、期待された41号もお預けとなった。

大谷を2打席連続の空振り三振に仕留めたミラーについて、地元紙『シアトル・タイムズ』のアダム・ジュード記者は「おお! ブライス・ミラーは対戦した最後の2打席で大谷翔平を何というか…まるで人間のように見せた」と記し、ユニコーンと称される大谷から2三振を奪ったルーキー右腕を独特の表現で称賛した。

■大谷斬りに「かなり良い気分」と上機嫌

5回1失点10奪三振、無四球で勝利に貢献したブライスは、大谷との対戦を振り返り「三振を奪えて、かなり良い気分だ」と笑顔。決め球となった低めスライダーについても「これまでで一番良かった」と胸を張った。その上で「私は大谷と勝負したいと思っていた。どんな相手でも歩かせることは嫌だった」と話し、大谷との勝負を避ける傾向について異を唱えた。

24歳から真っ向勝負を挑まれ、2三振を喫した大谷。スーパースターがリベンジを期す次回の対戦が楽しみだ。

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文●SPREAD編集部