ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平は9日(日本時間10日)、本拠地でのサンフランシスコ・ジャイアンツ戦に「2番DH・投手」で先発登板。
6回を投げ、3安打5奪三振1失点(自責0)の好投。今季10勝目を挙げて、またもやメジャーリーグの歴史に大記録を残した。
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■チームの逆転劇で掴み取った新たな大記録
得意の本拠地で、今季22度目の先発マウンドへ上がった大谷。前回登板では右手と指の痙攣で4回降板も、この日は序盤からその影響を感じさせない投球でジャイアンツ打線を翻弄した。
大谷は初回、先頭のラモンテ・ウェイドJr.を空振り三振に抑えるなど、無得点の滑り出し。2回表に犠牲フライで1点を失うも、3回以降は要所を締める投球で味方の反撃を待った。6回5奪三振1失点(自責0)で降板し、その裏に打線が奮起。ブランドン・ドルーリーの適時打とマイク・ムスタカスの一発で4点を挙げ勝ち越すと、計4投手の継投で逃げ切った。
試合はエンゼルスが4-1で制して、ジャイアンツに連勝。打っては2打数ノーヒットに終わるも、2四球で出塁するなどチャンスメーク。打率.306としている。
大谷節目の今季10勝目は「2年連続の2桁勝利2桁本塁打」という史上初の大記録。さらには19回1/3自責点なしも継続中。ベーブ・ルースも届かなかった、“前人未到”の領域へ足を踏み入れる記念の1勝を飾った。
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文●SPREAD編集部