阪神タイガース対東京ヤクルトスワローズの3連戦が京セラドーム大阪で行われる。阪神は貯金21の首位、ヤクルトは借金12の5位。今季対戦成績は阪神が9勝6敗1分けとリード。阪神は7連勝中、ヤクルトも4連勝中と好調なチーム同士の対決となる。
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■連勝記録を伸ばすキーパーソンは「助っ人」
8月に入って投打がさらに噛み合っている阪神では、ノイジーに注目したい。
今季95試合で打率.245、5本塁打、34打点という成績だが、8月は打率.310(0本塁打、1打点)とコンタクト率が上がっている。近本光司、中野拓夢の好調な1、2番コンビに4番・大山悠輔も存在感を見せている中、5番、あるいは6番でノイジーが長打を放つことができれば阪神打線の迫力はアップする。今季のヤクルト戦は打率.194と対セ・リーグ球団でもっとも相性が悪いが、そこで快音を残すことができればチームはさらに勢いに乗る。
一方、ヤクルトの注目がサンタナだ。
今季通算で打率.299、11本塁打、43打点という数字を残している中、7月に月間打率.358をマークすると、8月もここまで打率.310(1本塁打、6打点)と好調をキープしている。今季の阪神戦は打率.321、3本塁打、さらに試合が行われる京セラドーム大阪では通算10試合出場で打率.389、5本塁打と好相性を誇っている。塩見泰隆が1番打者として戦列復帰を果たし、4番・村上宗隆も復調した今、5番打者のサンタナがチームの得点力アップの鍵を握っている。
まずは阪神・村上頌樹、ヤクルト・高橋奎二の投げ合いで始まる第1戦でどちらが連勝記録を伸ばせるか。「ノイジーvs.サンタナ」の助っ人の働きが、勝敗の行方を左右する。
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提供●Baseball Times