今週から夏の小倉競馬が開幕。名物の九州産馬限定の新馬戦もスタートし、スターホースが登場するか注目したいところ。また、現役最強馬イクイノックスの半妹ガルサブランカがデビュー。どんな走りを見せてくれるか期待したい。
今回は今週の2歳戦(芝・ダート)の中から、東西の注目すべき3頭をピックアップして、勝負できるか否か、その能力を分析する。
◆【POG2023-2024】土曜札幌5R・2歳新馬に“危険な人気馬” 「過剰な人気になるなら」
■ガルサブランカ
新馬勝ち期待度 ★★★★★
牝 (美)木村哲也
父:キズナ 母:シャトーブランシュ
12日新潟2歳新馬(芝1600m)でデビュー。半兄に昨年の年度代表馬で、世界ランキング1位の現役最強馬イクイノックス(父キタサンブラック)がいる注目の牝馬がデビュー。一週前追い切りは美浦Wコースで長めから追われて軽快な動きを披露。9日の最終追い切りも美浦Wコースで、6Fから古馬オープンと併せて、ラスト1F12秒0で併入し、万全の態勢が整っている。ルメール騎手の新潟参戦は年に一回程度で、騎乗数は少ないものの、勝率、連対率、複勝率ともに全10場の中でトップの数字をマークしており、より信頼度は高まる。おそらく1倍台の単勝オッズで、やや過剰な人気になるのはかわいそうな気もするが、そこまで強力なライバルも見当たらず、少なくとも馬券圏内を外すことは考えにくい。
◆【POG2023-2024】土曜札幌5R・2歳新馬に“危険な人気馬” 「過剰な人気になるなら」
◆【POG2023-2024】日曜札幌5Rに“妙味”の2歳馬 「評判馬が揃った一戦でオイシイ配当」
◆【関屋記念2023予想/データ攻略】「買う判断は仕方ない」と穴党お手上げの人気一角 「1.2.0.1」で混戦に終止符
著者プロフィール
石川豊●いしかわゆたか
20代から競馬メディアに寄稿。「ユタカ人気」と言われた時代、武豊が騎乗する過剰人気馬をバッサリと切り捨てる馬券術を駆使し、年間回収率100%超に成功。以来、「1番人気の勝率は3割」を念頭に、残り7割の可能性を模索し、「危険な人気馬」理論を唱え続ける。