【MLB】大谷翔平、快足飛ばし内野安打も…エンゼルスは連敗で土俵際 先発右腕が説く「這い上がるカギ」とは

 

【MLB】大谷翔平、快足飛ばし内野安打も…エンゼルスは連敗で土俵際 先発右腕が説く「這い上がるカギ」とは
ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平(C)Getty Images

ロサンゼルス・エンゼルス大谷翔平は15日(日本時間16日)、敵地でのテキサス・レンジャーズ戦に「2番DH」で先発出場。

4打数1安打で2試合ぶり安打をマークしたものの、チームは3-7で敗れて2連敗。借金はついに今季ワーストの3となった。

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■敵地ファンから「テキサスに来て」

相手先発は、今夏のトレードでセントルイス・カージナルスから加入した左腕ジョーダン・モンゴメリー。大谷は第1打席、2球目シンカーを強振。打球は一塁へのゴロとなったが、快足を飛ばして一塁内野安打とした。

2試合ぶりの安打で幸先良くスタートしたが、2打席目以降は一ゴロ、見逃し三振、二ゴロに倒れ、4打数1安打に終わった。

それでも今季終了後にフリーエージェント(FA)となるとあって、敵地のファンからは「Come to TEXAS!(テキサスに来て)」の大合唱。盛大なラブコールを受け、人気の高さを改めて見せつけた。

試合は先発のルーカス・ジオリトが3回に3失点するなど、常に追いかける展開。5回に1点を返し、9回にもランデル・グリチェクの11号2ランで追いすがったが、結局3-7で完敗。同じア・リーグ西地区で首位を走るレンジャーズに連敗を喫し、ポストシーズン進出へ向けて依然厳しいまま。

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フィル・ネビン監督は試合後、「タフな投手たちと対戦してきた。しかし、我々は良い投手を相手にしても勝たなければならない」と湿った打線に奮起を促したが、言葉には力がなかった。

■「チーム全員がベストを尽くしている」

ただ、6回を投げ抜き、7安打4失点でまとめたジオリトのパフォーマンスは光明。指揮官も「彼は3ランを打たれた3回以外はよく投げてくれた。手強い打線相手に、そのほかの5イニングはうまく抑えたと思う」と話し、今季最多110球を投げた右腕を称えた。

そのジオリトは、現地8日のサンフランシスコ・ジャイアンツ戦でも3回に3失点を奪われたことに触れ、「もっとうまくやる必要がある」と反省を口にしつつ、ポストシーズン進出へ向けてあきらめていない姿勢を強調。

「野球は非常にタフなスポーツで、失敗するゲームだ。現在の状況は残念だが、私はこのチームの全員がベストを尽くしていることを知っている。だから、状況を好転させるには、本当に、本当に良い野球をしなければならない。 それが私たちにできるすべてだ」とし、実行力の向上がチームの運命を変えるカギになると説いた。

ワイルドカード圏内まで8差に後退したエンゼルス。崖っ淵から這い上がることができるのか。早急に改善が求められる。

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文●SPREAD編集部