【MLB】「過去の例とは異なる」大谷翔平、44号直後の“投打途中交代”に記者が見解 エンゼルスは「何が起こるか知っていた」

 

【MLB】「過去の例とは異なる」大谷翔平、44号直後の“投打途中交代”に記者が見解 エンゼルスは「何が起こるか知っていた」
大谷翔平(C)Getty Images

ロサンゼルス・エンゼルス大谷翔平は23日(日本時間24日)、本拠地で行われたシンシナティ・レッズ戦のダブルヘッダー第1試合に「2番DH・投手」で先発出場。第1打席に今季44号2ランを放つが、2回途中降板で試合から退いた。

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■14日ぶり登板も緊急降板

大谷は14日ぶりの二刀流先発となったこの試合、野手として幸先良いスタートを切る。

初回無死一塁で迎えた第1打席、大谷は相手先発アンドリュー・アボットの初球の速球を強振。打球角度20度の当たりは右中間スタンドへ。5試合ぶりの一発は打球角度115.7マイル(約186キロ)、飛距離442フィート(約135メートル)で飛び込んだ。

投手としても初回は3者凡退に打ちとるが2回にアクシデントが。6番のクリスチャン・エンカーナシオン=ストランドの打席でフィル・ネビン監督やトレーナーがマウンドへ駆け寄り、話し合いの末降板。3回の第2打席でも代打を送られ、試合早々に投打ともに試合から姿を消すこととなった。

大谷の状態について球団は「腕の疲労」と発表。また、『ジ・アスレチックス』のエンゼルス番を務めるサム・ブラムは自身の公式X(旧Twitter)で「ショウヘイ・オオタニはもう打席にも立つことはない。ノーラン・シャヌエルがバッターとして準備している。これは、オオタニが怪我により投手として試合から退いた過去の例とは異なるだろう」とつづり、野手としても早々と代打を送られたことに対してコメントしている。

また、『オレンジ・カウンティ・レジスター』のエンゼルス番記者のジェフ・フレッチャーは試合前から大谷に何かしらの懸念点があったと主張。「試合前にフィル・ネビンに今週末の登板について尋ねたところ未定で、オオタニが退場した後にタイラー・アンダーソンがブルペンから登場した。これらすべてのことは、エンゼルスが試合前にオオタニに何かが起こる可能性があることを知っていたことを示唆している」とつづっている。

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大谷は野手としては1打数1安打2打点で打率は.305。投手としては2回途中で無安打2三振1四球無失点で防御率は3.14となった。

試合は8回途中で8-4でレッズがリードしている。

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文●SPREAD編集部