バスケットボール日本代表は27日、FIBAバスケットボールワールドカップ2023のフィンランド戦でW杯最多得点を挙げ、見事歴史的勝利を飾った。
大会3日目、沖縄アリーナでは日本対フィンランドの一戦が行われた。今大会1戦目でフィンランドはオーストラリアに、日本はドイツにそれぞれ敗れ、ともに一敗同士の対戦となった。
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■課題のスリー成功率は39.3%
フィンランドの中心選手といえば、身長213センチでNBAユタ・ジャズ所属のラウリ・マルカネンだ。バスケットボール選手だった親に加えて兄はサッカー選手とスポーツ一家。昨シーズン、オールスターに初選出され、シーズンMIP選手に選ばれるなど飛躍を続けている。
もう負けられない両チームの対戦は、序盤から競った展開が続き1クォーターは日本がリードで終える。しかし日本は、ドイツ戦同様スリーポイントシュートがなかなか決まらない。それでも最年長の比江島慎が要所で体勢を崩しながらも得点を決めるなど追い縋る。
36-46と10点ビハインドで試合を折り返した日本。しかし3クォーターには最大18点差のリードを奪われてしまう。それでも3クォーター終盤に富永啓生と馬場雄大のスリーポイントシュートが決まり粘りを見せた日本は10点差で最終クォーターへ。再び富永がスリーポイントシュートを決めれば、ジョシュ・ホーキンソンやが続いた。
シュートが入り出した日本は止まらない。4クォーターは相手の得点を15点に抑え、日本は35得点と爆発。最後は、NBAプレーヤーのマルカネンを相手に河村が1対1を仕掛け、172センチの小柄な選手が213センチの上からスリーポイントを見事沈めて勝利を決定づけた。
この試合、ホーキンソンは28得点、河村は25得点と活躍。課題であったスリーポイントシュートの成功率も39.3パーセントと試合の中で取り戻していった。