ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平は28日(日本時間29日)、敵地でのフィラデルフィア・フィリーズ戦に「2番DH」で先発出場。
初回の第1打席に2試合ぶりの安打をマークし、チームの先制点を演出。第2打席は外野フライ。打球はいずれも、中堅を守る“元同僚”ブランドン・マーシュの元へと運ばれた。
◆【実際の動画】大谷翔平、強烈“170キロ”中前安打でマーシュへ健在アピール
■試合前には“仲良し”大谷を案じる様子も
大谷は初回の第1打席、相手先発タイワン・ウォーカーの5球目フォーシームを捉えると、打球速度106.1マイル(約170.7キロ)の強烈なセンター返しは、あっという間に中堅へ達する2試合ぶりの安打に。昨季移籍した“元同僚”ブランドン・マーシュへ挨拶代わりの一打で、先制点のきっかけを作った。
一度見たら忘れられない、立派な“ヒゲ”がトレードマークのマーシュ。メジャー2年目の昨季に外野のレギュラーとして頭角を現すと、7月までエンゼルスでプレー。同じ左打者として大谷のパフォーマンスをつぶさに観察してきた。今季は堅実な守備と勝負強い打撃にさらに磨きをかけ、フィリーズでも活躍。ワイルドカード争いトップのチームに欠かせない存在となっている。
試合前には、大谷の右肘靭帯損傷について複数メディアから取材を受ける様子も。同僚時代に食事をともにするなど、“仲良し”として知られる友人の身を案じていたが、変わらぬ力強い打撃に一安心と言ったところか。
大谷はここまで3打数1安打1四球、打率.305。試合は6回が終了し、エンゼルスが3-5でリードを許している。
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文●SPREAD編集部