埼玉西武ライオンズ対福岡ソフトバンクホークスの3連戦がベルーナドームで行われる。西武は借金15の最下位、ソフトバンクは勝率5割の3位。その順位とは反対に、西武が今季の対戦成績で10勝8敗とリードしている。
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■好投手の投げ合いに注目
西武の注目は、1日の第1戦で先発予定の平良海馬だ。先発に転向した今季は、ここまで18試合に登板して8勝6敗、防御率2.38の好成績をマークしている。
2桁勝利が手に届く距離にあるだけでなく、最優秀防御率と最多奪三振のタイトル争いに絡んでいる。今季のソフトバンク戦は3試合で2勝1敗ながら防御率5.29という数字。8月18日の前回対戦で4回7失点KOの借りを返したい。
一方のソフトバンクも、1日の第1戦に先発する石川柊太に注目だ。
今季ここまで18試合で4勝5敗、防御率3.35。通算成績では平良に大きく劣るが、平良と投げ合った8月18日の試合で見事なピッチングでノーヒットノーランを達成した。
それ以来の直接対決。石川は前回登板8月25日の楽天戦でも勝敗付かずも、6回2/3を3安打2失点(自責1)と好投しており、今回のマウンドにも大きな期待を持てる。
西武は5位・日本ハムと0.5ゲーム差で「最下位脱出」、ソフトバンクは4位・楽天と2ゲーム差で「Aクラス死守」という目下の目標がある。その第1戦は非常に重要。残暑が続く中、「平良vs.石川」の熱い投げ合いに期待したい。
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提供●Baseball Times