【MLB】大谷翔平に迫る“審判の日” 2戦連発31号のアーロン・ジャッジは「40号超ペース」に急加速

 

【MLB】大谷翔平に迫る“審判の日” 2戦連発31号のアーロン・ジャッジは「40号超ペース」に急加速
2試合連発となる今季31号を放ったアーロン・ジャッジ(C)Getty Images

ニューヨーク・ヤンキースアーロン・ジャッジは2日(日本時間3日)、敵地でのヒューストン・アストロズ戦に「2番・右翼」で出場。3回に2試合連発となる今季31号ソロを放った。

◆【実際の映像】「どこまで飛んだ?」アーロン・ジャッジ、2試合連発31号は逆方向の右中間スタンド中段へ着弾

■過去には月間15本塁打のジャッジ

昨季ア・リーグ新記録の62発で本塁打王を獲得したアーロン・ジャッジが、大谷翔平(ロサンゼルス・エンゼルス)に迫ってきた。

前日、MLB史上最速の通算250本塁打を放ったジャッジが、連日のアーチを描いた。同点で迎えた3回の第2打席、ジャッジは初球の高めスライダーを強振、打球は逆方向の右中間スタンド中段へ着弾。今季31号は打球速度111.7マイル(約180キロ)、打球角度31度、飛距離は逆方向ながら428フィート(約130メートル)という特大弾だった。

ジャッジは右足親指の靭帯断裂により約2カ月の長期離脱後、7月28日(同29日)に復帰。翌日には20号2ランを放つなど、復帰後の33試合で12発と本塁打を量産している。直近11試合は7発と「1.57試合に1発」ペースであり、残り26試合で換算するとシーズン47号。33試合で12発の「2.75試合に1発」ペースで換算しても、シーズン40号に到達する。

■キング独走に思えた大谷だが……

ジャッジは1度目の本塁打王を獲得したメジャー2年目の2017年9月に月間15本、2度目のキングでMVPに輝いた昨季は月間10本以上が4回、今季も休養前の6月には月間12本を記録するなど、量産態勢に入ると止まらない。なお、昨季の9・10月は計11本。

大谷は2日(同3日)のオークランド・アスレチックス戦で、2打数無安打3四球(2敬遠)。8月23日(同24日)に右ひじ靭帯損傷が発表されて以降も打者として出場を続けているが、9試合連続のノーアーチと44号で停滞中だ。

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本塁打王争いは35号で2位のルイス・ロベルトJr.(シカゴ・ホワイトソックス)、この日33号が出た3位アドリス・ガルシア(テキサス・レンジャーズ)。31号で4位のジャッジとは13本差と、セーフティーリードに思えた大谷に「ジャッジメント(審判)」を下すのは、昨季のキングかもしれない。

文●SPREAD編集部

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