ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平は4日(日本時間5日)、敵地でのボルチモア・オリオールズ戦に「2番DH」で先発出場予定だったが、右わき腹の張りのためスタメンから外れ、出番なしに終わった。
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■スタメンに名を連ねるも急遽キャンセル
試合前は屋外でのバッティング練習を行っていた大谷だったが、右わき腹の張りを訴え出場をキャンセル。スタメン発表時には「2番DH」で名を連ねていた大谷の名は試合開始時には消えた。
そのまま出番なしに終わった大谷の状況について、現地記者が反応。『ジ・アスレチック』のエンゼルス番サム・ブラム記者は自身の公式X(旧Twitter)で「明日はショウヘイ・オオタニに関するさらなる情報があるとフィル・ネビンは語った。彼のわき腹についていくつかの検査を行ったが、まだ共有できる情報はない」と説明。
さらに、『オレンジ・カウンティ・レジスター』のエンゼルス番記者を務めるジェフ・フレッチャーも大谷の動向をレポート。「フィル・ネビンは、オオタニについて“かなり痛そう”と語った。彼は明日さらにいくつかの検査を受ける予定だ」と、フィル・ネビン監督は大谷がわき腹の検査を受けると明かしたことを言及している。
大谷は投手としては右ひじの靭帯損傷で今季絶望となり、手術を受けるのか今後の行方が注目される。そんななか、満身創痍の身体を襲ったさらなるアクシデントについても状態が心配される。
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文●SPREAD編集部