卓球の「第26回アジア卓球選手権大会」は8日に韓国・平昌で女子のシングルスの準々決勝が行われ、伊藤美誠(スターツ)は世界ランキング3位の王芸迪と、早田ひな(日本生命)は同1位の孫穎莎とそれぞれ対戦。ともに1-3で敗れ同種目でのメダルを逃した。
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■中国の壁に阻まれる
王芸迪と対した伊藤は、序盤から軽快なフットワークを見せると、11-7で第1ゲームを取る好スタート。勝てば平野美宇(木下グループ)とのパリ五輪選考争いでも優位に立つ状況のなか、第2ゲームは8-11で落としてしまう。
第3ゲーム以降も互角の勝負を演じてみせるが、世界3位の相手を前に9-11で重要なゲームを失うと、第4ゲームも6-11で奪われ“打倒中国超え”を果たすことはできなかった。
順当に準々決勝まで勝ち進んだ前回王者の早田は、孫穎莎の圧力に序盤は屈し、2-11で第1ゲームを落とす。続く第2ゲームも隙を見せない女王に5-11で押し切られ、苦しい展開が続く。
それでも、第3ゲームは強気の姿勢が見られ、11-8で流れを一転させる。さらに第4ゲームでも序盤は立て続けにポイントを重ねたが、最後は孫穎莎の自力の前に6-11で押し切られた。
今大会メダル獲得が期待された女子シングルスだが、平野、木原美悠(木下グループ)、佐藤瞳(ミキハウス)を含めて全員が中国勢の前に敗れることとなった。
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文●SPREAD編集部