17日にローズS(GII、阪神芝1800m)を含めたWIN5対象レースが行われる。
JRAが指定する5つのレースで1着馬を当てるWIN5は、過去に5億円超えの高額配当を記録したこともある、まさに夢の馬券。先週は、的中票数1票、払戻金4億2318万30円で歴代5位の超高配当となった。
ここでは対象レースの過去10年データをベースに、WIN5を攻略する。
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目次
■ローズSは決め手勝負
今年のローズSは、4年ぶりに阪神芝1800mで開催。そのため、阪神開催となった2013~19年のデータを元に分析する。7年間の3連単平均配当額は24万6392円と波乱が起こる可能性が高い。人気傾向を見ると、1番人気が3勝を挙げているものの、着差は0秒1以内と僅差。実力が拮抗しているレースと言える。
脚質傾向を見ると、逃げ0勝、先行2勝、差し3勝、追込2勝で前はやや不利。上がり3Fタイムを見ても、1位が3勝、2位も3勝と、最後の決め手が必要となるレースとなっている。
今回のメンバーでは、ブレイディヴェーグ、ソーダズリング、ココナッツブラウン、アンリーロードが決め手もあり、今回の有力候補とみた。荒れる傾向のローズSは手広く攻めて攻略する。
■一点突破は仲秋S
今回警戒すべきは、WIN5中山11R・ラジオ日本賞。3連単の平均配当額は6万19円と少波乱程度ではあるが、歴代優勝馬は1~8番人気で分けており、展開も読みづらい。今回はここが山場と見て勝負をする。
まずWIN1中山9R・浦安特別は過去の傾向から上位人気の逃げ・先行馬から抑える。続くWIN2阪神10R・仲秋Sは、初の芝1600m開催。9月に同コースで行われた3勝クラスとオープン組の傾向を見ると、逃げ・先行が有利。ここはアーリントンCで2着と実力もあるセッションで一点突破を狙う。
WIN3中山10R・レインボーSは、中山芝1800m開催となった2019年以降では先行2勝、追込1勝とこちらも前有利。人気薄の伏兵も好走する傾向にあるため、先行馬を手広く抑える。
注目のWIN5中山11R・ラジオ日本賞は、過去の傾向から出走馬の明確な実力差は少ない。脚質を見ると先行馬が7勝と前が有利な傾向となっている。荒れる可能性も考慮し、手広く先行馬を抑えて攻略する。
結論は以下の通り。
WIN1:カイタロー、ウィンダミア
WIN2:セッション
WIN3:インザオベーション、バルサムノート、デビットバローズ
WIN4:ブレイディヴェーグ、ソーダズリング、ココナッツブラウン、アンリーロード
WIN5:ベストリーガード、ロードヴァレンチ、パワーブローキング、ウィリアムバローズ
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文●塚本元気(SPREAD編集部)

