ニューヨーク・ヤンキースのアーロン・ジャッジが27日(日本時間28日)、敵地でのトロント・ブルージェイズ戦に「2番右翼」でスタメン出場。2本塁打含む、3打数2安打4打点の活躍でチームの勝利に貢献した。
これでリーグ3位タイの37本塁打となり、ア・リーグトップの大谷翔平まで7本差。ヤンキースのレギュラーシーズン残りはわずか4戦も、直近4試合で5発“大本命”の足音が近づいてきた。
◆【実際の動画】右へ左へ特大アーチ!ジャッジ2本塁打で37号到達…ラストスパートで大谷翔平を猛追
■大谷翔平の優位は変わらずも…
ジャッジは4回表の第2打席、相手先発ホセ・べリオスの初球シンカーを捉えると、打球は滞空時間わずか4.3秒の弾丸ライナーで右翼スタンドへ突き刺さった。先制点となる36号2ランを放つと、4点リードで迎えた7回表の第4打席には、相手2番手トレバー・リチャーズの4球目甘いチェンジアップを振り抜き、ダメ押しとなる37号本塁打を左中間へ叩き込んだ。
ジャッジは本塁打王争いでア・リーグ3位。すでにシーズンを終えた大谷とは7本差で、ヤンキースのレギュラーシーズンは4試合しか残されていないため、逆転は厳しい状況とは言うものの、予断を許さない展開になりつつある。
今季のヤンキースは故障者続出で、群雄割拠のア・リーグ東地区で4位に低迷。すでにポストシーズン進出の道が断たれている。個人記録のみにフォーカスできるジャッジにとって、吉と出るか凶と出るか…。残り4戦の打席にも注目だ。
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(H.Ariga/SPREAD編集部)