【スプリンターズS/データ攻略】差し有利馬場と感じたら“最低でも△”推奨 「2.1.0.0」を味方に激走警報発令

 

【スプリンターズS/データ攻略】差し有利馬場と感じたら“最低でも△”推奨 「2.1.0.0」を味方に激走警報発令

今週は中山競馬場でスプリンターズS(芝1200m)が行われる。年に2回しか行われない芝スプリントGI。高松宮記念覇者ファストフォースの引退は残念だが、秋のGIシリーズ開幕戦にふさわしい好メンバーが集結した。

ここでは、新潟開催だった2014年を除く2012-2022年のデータ分析から浮かび上がったキーワードをもとに出走馬を分析。「穴馬データ」としてキミワクイーンを取り上げる。

◆【スプリンターズステークス2023予想/データ攻略】「単穴▲」を打ちたくなる魅惑の馬柱 「2.0.0.0」条件合致で“買い”一択

■キミワクイーン×涼しい季節は激走のサイン

重賞連勝を目論んだ前走キーンランドCは7着。2走前のパフォーマンスをフロック視する向きもあるが、今回は秋の中山というシチュエーションが味方する可能性を示す好データが追い風となる。

・9~11月の成績【2.1.0.0】

馬券内率は驚異の100%。比較的涼しい季節×キミワクイーンは激走のサインだ。

改めて前走を振り返ると、道悪の影響で伸びないインを通ったことがマイナスに働いた印象。中山芝1200mは上がり3F2位での勝利実績があり、急坂替わりもさほど気にしなくてよさそうだ。テイエムスパーダにジャスパークローネ、モズメイメイと快速馬が揃った今年のスプリンターズS。差し優位傾向を示した先週の馬場コンディションも含め、2走前に披露した直線一気の末脚がハマる可能性は警戒すべきだろう。

スプリンターズステークス2023 予想コラム一覧

騎手データ

◆【騎手データ】ナムラクレア・浜中Jに「0.0.1.22」の不安材料 回収値「500」の穴メーカーは……

Advertisement


追い切り診断

◆【追い切り診断】ナムラクレアを上回る「S」の最高評価 「“サジ加減”はさすが名門厩舎」

◆【追い切り診断】GI初戴冠へアグリを上回る「A」の高評価 「体調不安説を一蹴する反応」

◆【追い切り診断】ナムラクレアに並ぶ高評価は予想外の伏兵 「まさかの大仕事があるかも」

◆【追い切り診断】人気上昇の一角は辛口評価 「体調面でドンと来いという状態では……」

データ攻略

◆【データ攻略】「単穴▲」を打ちたくなる魅惑の馬柱 「2.0.0.0」条件合致で“買い”一択

◆【データ攻略】4走前に異次元パフォ “坂道グループ”該当の人気一角が主役に名乗り

◆【データ攻略】人気4歳馬に「連対率71%」 “本命◎級”条件合致で買いの一手

血統傾向

◆【血統予想】想定10人気以下が「馬券内率50%超」 “穴党なら押さえるべき”激走候補

穴馬予想

◆【穴馬アナライズ】「ナムラクレアと遜色ないはずが…」 想定“12人気”前後の爆穴

◆【穴馬アナライズ】「単勝オッズ10倍台はシメシメ」 前日“6人気”前後で妙味たっぷり

◆【穴馬アナライズ】「脚質的にはドンピシャにハマる」 単勝オッズ“30倍台”の盲点

◆【WIN5予想】“4億”的中のカギは「一点突破」のWIN3 メインはママコチャ“消し“で高配当狙い

◆【危険な人気馬】上昇ムードの4歳一角は“消し”判断 「4頭中3頭は2桁着順に大敗」

枠順傾向・過去データ・前日オッズなど

◆【枠順】ナムラクレアの1番枠に暗雲 “勝率50%超”単勝で狙うべき馬は……

◆【前日オッズ】「ピンかパー」1人気にナムラクレア 10人気以下は過去10年で7頭台頭

◆【脚質傾向】ナムラクレアは“差し”なら黄信号 軸は「馬券内率44.4%」の戦法

◆【前走ローテ】サマースプリント組が中心 復活目指すメイケイエールに光明も

◆ナムラクレア 精神面成長で待望のG1初制覇へ 長谷川師「芯の入った走り方でした」

◆メイケイエール 攻めの姿勢でG1タイトルへ 武英師「しっかり負荷かけた」

◆アグリ 短距離馬王国の貫禄仕上げ 来年定年の安田隆師が最後のスプリントG1へ

著者プロフィール

田原基成(たはらもとなり)●競馬評論家
競馬予想の魅力を世に発信し続ける「競馬ストーリーテラー」。予想に対して謎ときに近い魅力を感じており、ローテーション・血統の分野にて競馬本を執筆。現在はUMAJIN内「競馬サロン」にてコラム【競馬評論家・田原基成のいま身につけるべき予想の視点】 執筆中。『SPREAD』ではデータ分析から読み取れる背景を紐解き、「データの裏側にある競馬の本質」を伝えていく。