MLBは2日(日本時間3日)、レギュラーシーズン全日程が終了。当初予定されていた、マイアミ・マーリンズとニューヨーク・メッツのサスペンデッドゲームは“プレーオフのシード権に影響を与えないため”不開催に。
そして、いよいよ3日(同4日)から約1カ月に渡り「ワールドチャンピオン」をかけたポストシーズンが開催される。
◆「2番打者」が打順別OPSトップ…大谷翔平、ジャッジにシーガーら“最強打者”の指定席に
Advertisement
■藤浪所属のオリオールズが肉薄
米データサイト『Baseball Reference』算出のポストシーズン勝敗予想オッズでは、ワールドシリーズ制覇確率トップがロサンゼルス・ドジャースの18.4%。ナ・リーグMVP候補のひとり、リードオフのムーキー・ベッツを筆頭に、マックス・マンシー、J.D.マルティネス、フレディ・フリーマンの「100打点カルテット」は脅威。投手陣ではチームトップの13勝、防御率2.46と奮闘した35歳のベテラン、クレイトン・カーショウが健在。先発陣に不安を残すも、投打でハイレベルな選手が多く、世界一の大本命と見られている。
次いで、ボルチモア・オリオールズが17.8%でドジャースに肉薄。若き正捕手、2年目のアドリー・ラッチマンがチームの中心となって大躍進。オリオールズは、2022年5月から91カード連続で被スイープなしを継続中。ラッチマンのメジャー昇格後では90カード連続、完全にその活躍とリンクする。藤浪晋太郎の“女房役”として日本でもクローズアップされる機会が増えた、次世代のスーパースターが悲願の世界一を掴めるか。
そのほかでは、両リーグ2冠王のマット・オルソン擁する「世界最強打線」アトランタ・ブレーブスが15.8%、シーズン最終戦で地区優勝に滑り込んだ昨季の世界一ヒューストン・アストロズが9.3%と続いている。
◆【山本萩子のMLBプレーオフ至上主義!│前編】球場の盛り上がり、選手の表情、起用法…何もかもいつもと違う独特の魅力
◆「敬遠数メジャー最多」“熱血漢”が見せた意外な消極采配…エ軍ネビン監督が退任
◆大谷翔平、本塁打王だけでない2023年数々の偉業 “リーグ6冠”に輝いた驚異のスタッツとは…
(H.Ariga/SPREAD編集部)