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■ヒップホップソウル
【中間調整】春はフラワーC2着で賞金加算に成功し、オークスに進出。直線序盤でいい勢いを見せるも、手応えほどの伸びはなくそこまでの伸びはなく、1秒3差の6着まで。いかにも距離の壁があったような雰囲気で、このあたりは祖母が桜花賞馬ダンスインザムード、祖母がフェアリーS勝ち馬ダンスファンタジアという血統背景が影響したのかもしれない。その後、休養を挟んで秋初戦の紫苑Sでは正攻法から押し切りを図るも、勝ち馬の鬼脚に屈し2着。敗北はしたものの、ある程度前の位置で競馬ができたのは収穫と言っていいだろう。
その後、秋華賞を目指すのは既定路線。在厩で調整が続けられている。9月27日に坂路14-14を消化。4日にウッドで1週前追いを行い、稽古駆けする重賞勝ち馬プレサージュリフトと互角に動いた。体を大きく使えていたのは好感。
◆【秋華賞2023予想/追い切り診断】リバティアイランドを上回る「S」の最高評価 「ローズSを見送った効果は絶大」
【最終追い切り】レース当週も、美浦ウッド併せ馬。併せた2頭の内1頭が脱落し、直線ではプレサージュリフトとの併せ馬となったがラストでは手応え最優勢を保ってそのまま併入としている。
【見解】先週、今週と重賞勝ち馬になんら貫禄負けしない気迫十分の動きを披露。紫苑S時の動きも良く見えたが、使われてさらに迫力を増した感がある。肉体面も目に見えてボリュームアップしており、トモの張りなどは抜群の域。秋を迎えていかにも充実している感があり、初の関西遠征戦でも十二分に力を発揮できそう。
総合評価「A」
秋華賞2023 予想コラム一覧
追い切り診断
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騎手データ
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データ分析
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血統予想
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穴馬予想
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◆【危険な人気馬】トライアル好走の一角に“消し”判断 「春のクラシック対戦歴がないと分が悪い」
10/14~15 重賞全頭診断
◆【秋華賞2023/全頭診断】リバティアイランド相手に「1.3.0.0」条件合致の穴馬浮上
◆【府中牝馬S2023/全頭診断】コスタボニータに“消し”の選択も 穴候補は「3.2.1.2」条件合致の古豪
枠順傾向・過去データなど
◆【枠順】ハーパーの1枠は3人気以内でも「0.1.1.4」 妙味は複回収値“124”の外枠にあり
◆【前日オッズ】リバティアイランドが単勝1.1倍の大本命 「1→2、3→5人気以下」の法則に合致
◆【前走ローテ】リバティアイランドの相手は“3頭” 「抽選突破ならノーチャンスではない」
◆【脚質傾向】三冠狙うリバティアイランドは“余裕でアーモンドアイ級” 差し・追込はロンスパ必須
著者プロフィール
西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター
競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。