「馬鹿にされる展開は違う」平本蓮が朝倉未来を擁護 鈴木千裕のアップセットは「世界的に見てもすごいKO」

 

「馬鹿にされる展開は違う」平本蓮が朝倉未来を擁護 鈴木千裕のアップセットは「世界的に見てもすごいKO」
左から朝倉未来、平本蓮 撮影:SPREAD編集部

RIZIN初の海外大会「RIZIN LANDMARK7(ライジンランドマーク7)in Azerbaijan」は4日(日本時間4・5日)、アゼルバイジャン・バクー ナショナルジムナスティックアリーナで開催。

メインカードのフェザー級タイトルマッチで、王者ヴガール・ケラモフに挑んだ鈴木千裕が、1ラウンド1分18秒で劇的なKO勝利を飾った。

◆【実際の映像】鈴木千裕の強烈ラッシュに王者ケラモフ、マウントポジションのまま失神……

■「朝倉未来をディスるのは違う、千裕がすごかった」

アゼルバイジャンの地で激動のフェザー級から24歳の新王者が誕生した。

2試合連続でアップセットのKO勝ちを収めた鈴木に対し、7月末に黒星を喫した現Bellatorフェザー級王者のパトリシオ・ピットブルが2本のベルトを掛けたタイトルマッチを要求するなど、国内外の格闘家からの反応が相次いでいる。

そんななか、RIZINフェザー級の朝倉未来は自身のThreadsに「今知ったけど、鈴木千裕すげーな(拍手の絵文字)」と投稿。「千裕にかてる?」の投稿には「高確率で勝てると思うよ(ピースの絵文字)」と返信した。朝倉は7月末にケラモフと対戦し1ラウンド2分41秒でタップアウト負けを喫しているほか、以前鈴木を「中堅選手」と格下扱いしたことで、SNS上では様々な意見が飛び交っている。

一方で、同じくフェザー級の平本蓮は、大会当日にXのスペースで鈴木の試合を見ながら生配信を行った。試合前には7月末の朝倉vs.ケラモフを振り返り、「調子がいい日もあれば、悪い日もあるのは当然」とし、「千裕の方が朝倉未来より強いとかじゃなくて、彼(朝倉)もリスクマネージメントとかで……格闘技だけじゃなく色んなビジネスとかを幅広くやるから、そういう部分でいけなかった」と朝倉の敗因を分析した。その上で「鈴木千裕は頭のねじ外れてる系なので、最初からガンガン行けると思う。朝倉未来より千裕の方が全然勝機がある」とし、鈴木の試合を見守った。

鈴木が勝つと、笑いが止まらなくなった平本は「噓でしょ!?」を連呼。「お前すげえな千裕、いや、すげーな千裕」と興奮した様子で称賛を惜しまなかった。「こいつのパンチをまともに食らって失神しないの俺だけなんで」とケラモフを失神させた鈴木のパワーを絶賛しつつ、「千裕頑張ったなマジで。いやー、嬉しいっすねこれは」と同年代の新王者誕生を喜んだ。

そして落ち着きを取り戻した平本は、再び話を朝倉に戻し「ただ、朝倉未来をディスる内容とかでも何でもない。これは千裕がマジですごかった。朝倉未来が馬鹿にされる展開は違うと思う」と普段は“犬猿の仲”と言われる朝倉を擁護。「前回の試合もあるから、絶対に朝倉未来は明日から千裕との対比でいじられると思うんすけど、これは関係ない。千裕がすごかった」とアゼルバイジャンというアウェーで勝利を掴んだ鈴木を褒め倒した。

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その後も「世界的に見てもこのMMAのKOは凄いんじゃないですか?タイトルマッチで、ケラモフレベルのレスラーにこれやれるって……」と興奮が収まらない様子の平本は「ストライカーとして、俺もすごい勉強になった」と刺激を受けた様子だった。

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(A.Kudo/SPREAD編集部)