青木瀬令奈が逆転で大混戦を制す、年間女王争いは山下美夢有が首位守るも岩井明愛が差を詰める エリエールレディス最終日

 

青木瀬令奈が逆転で大混戦を制す、年間女王争いは山下美夢有が首位守るも岩井明愛が差を詰める エリエールレディス最終日
スコアを伸ばし首位に並んだ青木瀬令奈(C) Getty Images

女子ゴルフの国内第37戦「大王製紙エリエールレディスオープン」(愛媛県・エリエールゴルフクラブ松山/6575ヤード、パー71)は19日、最終ラウンドが行われ、青木瀬令奈が5バーディ、1ボギーの67で回り、通算13アンダーで逆転優勝を飾った。今季2勝目、通算5勝目。1打差12アンダー2位に西郷真央、2打差11アンダー3位タイに原英莉花ら4人が入った。

女王争いは、山下美夢有が9アンダー9位タイ、申ジエ(韓国)が4アンダー36位タイ、岩井明愛が11アンダー3位タイとなったことから、順位変動こそないものの、山下と申の差が広がり、山下と明愛の差は縮まった。いずれにしても、決着は最終戦に持ち越された。

◆【実際の映像】青木瀬令奈がプロデビューの思い出の地で逆転V 優勝決め祝福受けるシーン

■青木、17番で優勝引き寄せる

荒天で第3ラウンドが中止になったため、54ホールストロークプレーの短縮競技となった今大会。最終日は穏やかな天候に恵まれ、各選手が伸ばし合う大混戦となった。

首位と2打差9アンダー2位で出た青木は1番、2番連続バーディで、早々にトーナメントリーダーの岩井千怜を捕らえる。千怜は3番でボギーが先行、青木が単独首位に立つ。

青木は5番でもピンハイ2メートルからバーディ。前半最後の9番パー5、青木・千怜ともバーディチャンスにつける。千怜は左手前3メートルから決めて待望のバーディ。青木も手前2メートルを難なく沈め、前半を終えた。

この時点で青木13アンダー、千怜と西郷11アンダー、明愛10アンダーで、最終組は勝負のサンデーバックナインへと向かった。

先を行く明愛は14番でこの日6つ目のバーディを奪い、2打差11アンダー2位タイに浮上する。明愛は15番もチャンスにつけるが、バーディパットがカップを大きくオーバーし、痛恨のボギー。一方、前半1つ伸ばして折り返した櫻井心那が10番、11番連続バーディで、2打差11アンダー2位タイに上がってくる。

最終組の青木と千怜はインに入ってパーセーブを続ける。この間、明愛が最終18番で距離のあるバーディパットをねじ込み、11アンダーとしてホールアウト。西郷が17番、18番連続バーディで、12アンダー単独2位まで伸ばし、プレーを終えた。

Advertisement


単独首位の青木は14番でこの日初のボギー。トップが青木と西郷の2人になる。ここまで3バーディ、ノーボギーで来た原が17番パー5で魅せる。2打目でピン右奥2メートルにつけるスーパーショット。これを慎重に沈め、起死回生のイーグル。青木・西郷に追いつく。

18番、原は入れにいったバーディパットがカップをオーバー、パーセーブできずスコアを落とす。これでトップは青木と西郷、1打差で最終組1つ前の櫻井と、最終組の千怜。優勝争いはこの4人に絞られた。

18番、櫻井はパーオンできず、チップインを狙うもパーで終わる。最終組の青木は17番、3打目でピンハイ50センチにピタリと止める。千怜の2打目はグリーン左ラフ、パットで寄せるもバーディパットが決まらずパー。青木は難なくバーディ。再び単独首位を奪い返し、優勝へ王手をかける。

青木は最終18番、パーオンからきっちり2パットでパー。14番のボギー以外は終始危なげのないゴルフで、今季の「Tポイント×ENEOS」以来のツアー通算6勝目を挙げた。

■主な上位選手最終成績

上位選手の主な最終成績は以下の通り。

優勝/13アンダー/青木瀬令奈
2位/12アンダー/西郷真央
3位タイ/11アンダー/岩井明愛、原英莉花、櫻井心那、岩井千怜
7位タイ/10アンダー/菅沼菜々、上田桃子
9位タイ/9アンダー/山下美夢有、ペ・ソンウ(韓国)、永峰咲希、天本ハルカ、高橋彩華、堀琴音

永井花奈、ディフェンディング・チャンピオンの藤田さいきは8アンダー15位タイ。佐藤心結、蛭田みな美、川﨑春花は7アンダー19位タイ。竹田麗央、鶴岡果恋は6アンダー25位タイ。申ジエは4アンダー36位タイに終わった。

Advertisement


◆【実際の映像】青木瀬令奈がプロデビューの思い出の地で逆転V 優勝決め祝福受けるシーン

◆女子ゴルフ来季シード権確定 当落線でドラマ、50位濱田茉優が滑り込み&51位堀琴音は0.35pt差で涙

◆渋野日向子、古江彩佳、山下美夢有、岩井ツインズ…中心選手たちはいったい何位に…最新世界ランキング

文●河野道久