映画「魔女の宅急便」やNHK朝ドラ「あさが来た」などの出演で注目が集まる人気女優の小芝風花さん。実は、女優業を始める前に5年間フィギュアスケートを習っていたという。
小芝さんは1997年4月16日生まれの大阪府出身。小学3年生から中学2年生までフィギュアスケートに取り組んでいた。この頃はあの 野辺山合宿にも3回参加していたというから驚きだ。
野辺山合宿とは、日本スケート連盟が主催するフィギュアスケートの新人発掘合宿。 浅田真央さんや羽生結弦といった名だたるスケート選手が参加したことで有名なこの合宿は、ファンからは “フィギュアスケートの登竜門”と呼ばれている。
「現在、五輪や世界選手権に出場する選手はほとんどが参加している」と言われるほどレベルの高い合宿なので、小芝さんも相当な技術を持っていたと思われる。
また、小芝さんはこの技術を活かし、2014年にドラマ「スケート靴の約束」へ出演。フィギュアスケート選手の役を熱演した。
ドラマ内では実際にスケートの演技を披露する場面もあり、共演した本田真凜選手と共に息の合ったジャンプを飛ぶシーンなどがある。
りんスポを巡る高橋大輔との繋がり
そんな小芝さんがフィギュアスケートの選手として主に練習していた施設は、「大阪府立臨海スポーツセンター」、通称「りんスポ」。
しかし、この施設は大阪府の財政都合により、2008年ごろから廃止・解体の対象に選ばれてしまう。
当時、老朽化等によりスケートリンクが相次いで閉鎖され、りんスポは関西の貴重な施設だった。そこで立ち上がったのが、りんスポを利用していた高橋大輔選手や織田信成さんといったトップスケーター。
高橋選手らは先頭にたって募金を呼びかけ、当時の大阪府知事へ施設存続を直訴するなど精力的にはたらきかけた。
高橋選手らの活躍もあり、りんスポは2013年に存続が決定。その後も関西のスケーターに愛される施設として利用されている。
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