1月6日に中山競馬場で行われる第73回中山金杯(GIII、芝2000m)のデータを紹介する。
ここでは過去10年のデータから予想のヒントになる「前走ローテ」を分析していく。
◆【京都金杯2024予想/前走ローテ】“連対率50.0%”人気の盲点となっている明け4歳馬とは……
■前走関西圏の重賞組が好成績
例年、各路線から多様な出走が目立つ年初めの重賞。金鯱賞組が【2.1.0.4】でトップの成績だが、今年は出走なし。
これに続くのがチャレンジC組。1勝のみで勝率5.0%と勝ち切るか微妙ではあるものの、複勝率は40.0%と軸として信頼できる傾向だ。このうち、チャレンジCで5着以内だった馬は【1.3.3.2】複勝率77.8%、複回収値203にアップする。金鯱賞、チャレンジCは関西圏の重賞であり、「レベルの高い関西の重賞で実績のある馬が好走しやすい」ということが窺える。今年はエピファニーとマテンロウレオが中心となるか。
・金鯱賞【2.1.0.4】
・チャレンジC【1.3.4.12】
・ディセンバーS【1.2.2.23】
・福島記念【1.1.1.14】
・マイルCS【1.1.0.0】
・AR共和国杯【1.0.0.4】
・甲斐路S【1.0.0.0】
・リゲルS【1.0.0.1】
・ウェルカムS【1.0.0.3】
・エリザベス女王杯【0.1.0.4】
・フルーツラインC【0.1.0.0】
・菊花賞【0.0.1.8】
・修学院S【0.0.1.1】
・大原S【0.0.1.0】
また、前走重賞組【6.7.6.81】のうち、今回斤量増の馬は【6.3.2.14】勝率24.0%、複勝率44.0%を記録。斤量が軽くなった馬を狙いたくなるところだが、重賞組なら「斤量増」を狙いたい。
重賞以外のOPクラス組では、ディセンバーS組が出走数最多。好走馬はいずれも「前走5着以内」で「関東騎手」。これに限定すると【1.2.2.5】複勝率50.0%をマークする。石橋騎手が継続騎乗予定のコスタボニータは押さえ必須だ。
前走3勝クラス組は昨年の勝ち馬ラーグルフ(甲斐路S)や2021年1着のヒシイグアス(ウェルカムS)と2着のココロノトウダイ(フルーツラインC)など、【2.1.2.11】複勝率31.3%、複回収値115と、昇級戦ながら優秀な成績を収める。このうち、前走が2000m戦であれば【2.1.2.3】だが、今年は同組不在。押さえは不要とみる。
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中山金杯
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(SPREAD編集部)