1月14日に京都競馬場で行われる第71回日経新春杯(GII、芝2400m)のデータを紹介する。
菊花賞からの始動戦となるサトノグランツをはじめとしたハーツコンチェルト、サヴォーナといった明け4歳馬や、京都大賞典の心房細動明けとなるブローザホーンらが今年の飛躍を目指してエントリー。
ここでは過去10年のデータから予想のヒントになる「前走ローテ」を分析していく。
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■クラシック組が中心
過去10年、菊花賞組が最多3勝、ダービー組も2戦2勝とクラシック組が好調。ハーツコンチェルトとサトノグランツ、サヴォーナは有力候補だ。また、菊花賞で5着以内または5番人気以内だった馬に限ると【3.0.1.2】となり、3頭ともこれに該当する。なかでもサトノグランツを管理する友道厩舎は2016年にシュヴァルグランで2着、22年にヨーホーレイクで勝利実績があり、厩舎力は後押しとなるだろう。
・菊花賞【3.0.1.9】
・ダービー【2.0.0.0】
・グレイトフルS【2.1.0.4】
・金鯱賞【1.0.1.3】
・ジャパンC【1.0.0.6】
・関ケ原S【1.0.0.0】
・オリオンS【0.2.2.3】
・中日新聞杯【0.1.1.14】
・愛知杯【0.1.1.1】
・AR共和国杯【0.1.0.12】
・有馬記念【0.1.0.4】
・比叡S【0.1.0.0】
・新潟牝馬S【0.1.0.0】
・境港特別【0.1.0.0】
・アンドロメダS【0.0.1.5】
・江坂特別【0.0.1.2】
・ステイヤーズS【0.0.1.1】
・札幌記念【0.0.1.0】
その他の重賞組を見ると、金鯱賞、中日新聞杯、愛知杯と中京開催の重賞組が目立つ。これらを合わせると【1.2.3.18】複勝率25.0%。このうち7歳以上を除くと【1.2.3.8】複勝率42.9%へアップする。近3年は中京開催となっていたが、京都開催時に限定すると【1.2.2.8】なので、舞台が京都に戻る今回の方が狙いやすい。中京新聞杯からのステップで挑むカレンルシェルブルは初京都になるが、むしろ未知の魅力となりそうだ。
ほかに注目はグレイトフルS組。前走で勝った馬が【1.1.0.1】で馬券外も5着なので、基本的にはグレイトフルSの勝ち馬を狙うべきだ。ただし、前走上がり2位以内は【2.1.0.1】で、好走馬3頭は当日も上がり1位をマークしていた。決め手が求められるレースであり、タフな中山でも終いを活かした走りができた馬は要チェックとなる。リビアングラスは菊花賞4着の実績があるが、決め手という点では疑問が残るか。
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(SPREAD編集部)