JRAは12日、第71回日経新春杯(GII、芝2400m)の枠順を発表した。
菊花賞からの始動戦となるサトノグランツは8枠14番、心房細動を発症した前走・京都大賞典から立て直して臨むブローザホーンは5枠8番、昨年のダービーで3着に好走したハーツコンチェルトは5枠7番から発走する。
◆【日経新春杯2024予想/追い切り診断】ハーツコンチェルトを上回る高評価 「時計面、本数ともに申し分なし」
■今年は4頭が壊滅状態の枠へ
京都で開催された過去7年では、12頭立てからフルゲートの年まで様々だが、いずれも8枠は【0.0.0.15】と全滅。人気薄がほとんどを占めるものの、2019年2番人気のムイトオブリガード(6着)や20年3番人気のアフリカンゴールド(11着)といった人気馬も馬券圏外へ沈んでいた。外々を回らざるを得なくなる可能性が高くなり、分が悪い枠となる。
7枠も【0.0.2.13】で3着がやっと。好走馬2頭は2018年ガンコと16年サトノノブレスで、2頭とも7枠から積極的に先行して道中の距離ロスを防いだ。また、馬番で見ると11番より外は【0.0.0.32】と壊滅状態。7枠から好走した2頭は9番、10番枠からの発走だった。人気に推されそうな4歳一角・サトノグランツやサヴォーナはともに8枠の2桁馬番。ここは割り引きたい。
最多勝利を挙げているのが1枠【3.0.0.7】で、このうち2番人気以内が【3.0.0.0】。次点が4枠の【2.1.0.9】で、こちらも2番人気以内で見ると【2.1.0.1】を記録した。人気サイドだけの結果だが、力を出し切れる枠であることが窺える。力の要る馬場が得意なレッドバリエンテは今回は好条件が揃ったように映る。
注目は3枠の【0.3.2.7】。2015年の10番人気フーラブライド(2着)と7番人気アドマイヤフライト(3着)、昨年の5番人気レッドレオン(2着)など、勝ち切れていないものの、複勝率41.7%、複回収値127と、優秀な成績を収めている。人気以上の好走が目立ち、走りやすい好枠と言えるだろう。3枠にはインプレスとリビアングラスがイン。前田幸治氏が所有する2頭で、若手2騎手にチャンス到来。なんらかの印を回した方が得策だ。
日経新春杯2024 予想コラム一覧
騎手データ
【騎手データ】“連対率44%”でプラス回収値 鉄板級・ベテランジョッキーは?
【馬券攻略ガイド】「ルメールより断然、ウマい」 単回収値100超の“ベタ買い”ジョッキー9選
追い切り評価
【追い切り診断】ハーツコンチェルトを上回る高評価 「時計面、本数ともに申し分なし」
【追い切り診断】サトノグランツを上回る「S」の最高評価 「絶好の攻め気配」で重賞Vへ
【追い切り診断】実績上位も……まさかの辛口「B」評価 「調整過程に迷走の感が漂う」
【追い切り診断】想定“10人気”前後に「A」の高評価 「攻め気配は前走時とは段違い」
データ分析・傾向など
【データ攻略】「0.0.0.10」のハーツコンチェルトは“消し”も 軸候補は「強い勝負気配」の関東馬
【データ攻略】「4.2.2.1」合致の想定6人気以下 “激ヤバ”の京都芝で全力買い候補発見
【前走ローテ】サトノグランツに「3.0.1.2」の好条件 馬券内率“4割超”にハマる穴馬にも警戒
穴馬予想
【穴馬アナライズ】「脚力はメンバー屈指、前走で見限るのは早計」 単勝オッズ“2桁”想定の盲点
【穴馬アナライズ】「前走は完全にたたき台、今回は粘り腰が利く」 単勝オッズ“40倍”台の惑星
【穴馬アナライズ】「展開イメージとハンデを考えれば、ここで一発あり」 想定“6人気”前後の刺客
【危険な人気馬】菊組・4歳一角を“消し” 「0.0.1.8」複回収値26で妙味なし
【WIN5予想】サトノグランツは“消し” 京成杯は想定2桁人気の穴馬で高配当狙い
今週の重賞「全頭診断」
【日経新春杯】菊花賞出走4歳一角に「3.0.0.0」 京都芝の馬場傾向で浮上の穴馬は
【京成杯】「ソールオリエンス級」は現れるか 人気盲点に「2.2.1.2」
【愛知杯】ミッキーゴージャスの相手探しか 穴妙味は「3.1.0.0」条件期待の想定6人気以下
(SPREAD編集部)