ベタピン回数“5/13” データが示す松山英樹のショット力と猛チャージの課題

 

ベタピン回数“5/13” データが示す松山英樹のショット力と猛チャージの課題
PGAツアーで活躍する松山英樹(C)Getty images

PGAツアー「ソニーオープン・イン・ハワイ」(ワイアエラCC/7044ヤード、パー70)は11日(日本時間12日)、第1ラウンドが行われ、インからスタートした松山英樹は4バーディ、2ボギー、1ダブルボギーの70でホールアウト。暫定で67位タイにつけている。

強風の影響もあったためか、思うようにスコアが伸びなかった松山だが、データを見ると明日以降の上昇に期待できる内容となっていた。

◆【ソニーオープン2024】日本選手たちの第2R組み合わせ・スタート時間は……大会概要、結果、放送・中継情報一覧

■ショット精度は健在だが…

PGAツアーが公開している『TOUR CAST』のショットデータをもとに、松山の第1ラウンドのパーオンに成功したホールを分析。するとパーオンに成功した13ホールのうち、5ホールがピンまで2メートル以内に寄せていた。

ソニーオープン初日、松山英樹とC.デービスのパーオンホール比較

ソニーオープン初日、松山英樹とC.デービスのパーオンホール比較

これは初日暫定首位となったキャム・デービスのショットよりも高精度で、強風のなかでも松山のショット力は健在。明日以降も安定したショットでバーディチャンスを多くつくることが予想される。

一方でパットは惜しい場面が引き続き多く、松山が2メートル以内に寄せた5ホールのうち、1パットで決めたのは3回のみ。最終9番のパー5では2オンに成功し、ピン手前1.5メートルにつけたものの、ボールはカップの右に外れるなど、もったいない場面も多かった。

Advertisement


しかし先週のような迷走状態というわけではなく、徐々に噛み合ってきているようにも見える。一度パットが入りだせば、2022年優勝時のような猛チャージを見せることも可能だろう。明日はバーディ量産なるか注目したい。

◆【ソニーオープン2024】松山英樹バーディ先行も14番で痛恨ダボ、最後もイーグル逃し……第1ラウンド伸ばせずホールアウト

◆松山英樹は先週“3メートル以内で5打”も損 スタッツから見えるソニーオープン上位進出への課題

◆久常涼のスイングに学ぶ、飛んで曲がらないドライバーショットの仕方

(G.Tsukamoto/SPREAD編集部)