【全国都道府県対抗男子駅伝2024】「青学vs.駒澤の箱根対決再び」鈴木芽吹・黒田朝日らエントリー予想・オーダー・優勝候補・放送予定etc.

21日、第29回全国都道府県対抗男子駅伝が広島市で開催される。大会事務局は各チームのエントリー選手を発表。箱根駅伝2024でしのぎを削った鈴木芽吹（長野・駒澤大）、篠原倖太朗（千葉・駒澤大）、黒田朝日（岡山・青山学院大）が再び激突。男子10000mの日本記録保持者・塩尻和也（群馬・富士通）ら国内トップ級の社会人ランナーとの対決もこのレースならではの特徴だ。

ここでは「全国都道府県対抗男子駅伝2024」のエントリーから見る予想と展望、放送予定など役立つ情報をお届けする。

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1 第29回全国都道府県対抗男子駅伝

第29回全国都道府県対抗男子駅伝

コース

広島市平和記念公園前をスタートし、折り返し地点を挟んで7区間合計48.0kmで行われる。大きな特徴として挙げられるのは、全48kmのうち半分近くの20.5kmを高校生が担当すること。昨年は箱根駅伝予選会2023で日本人トップに輝いた前田和摩（東農大）、箱根駅伝5区を走り「山の名探偵」とも呼ばれた工藤慎作（早稲田大）ら各都道府県の有力ランナーが5区を駆け抜けた。

各区間の距離は以下のとおり。

・1区（7.0 km）※ジュニアA（高校生）
・2区（3.0 km）※ジュニアB（中学生）
・3区（8.5 km）
・4区（5.0 km）※ジュニアA（高校生）
・5区（8.5 km）※ジュニアA（高校生）
・6区（3.0 km）※ジュニアB（中学生）
・7区（13.0 km）

注目エントリー選手

・塩尻和也（群馬・富士通）※男子10000m日本人記録保持者（27分09秒80）

陸上10000ｍ日本記録保持者に「3つの共通点」　26分の壁突破は塩尻和也か佐藤圭汰か、それとも……

・黒田朝日（岡山・青山学院大）※箱根駅伝2024で2区・区間賞
・篠原倖太朗（千葉・駒沢大）※箱根駅伝2024で1区・区間賞
・小林歩（兵庫・NTT西日本）※日本選手権2023／男子10000mで5位（27分28秒13）※欠場
・岡本直己（鳥取・中国電力）※全国都道府県対抗男子駅伝で通算134人抜き

・折田壮太（兵庫・須磨学園高）※第74回全国高校駅伝男子1区・区間賞
・山口峻平（長野・佐久長聖高）※第28回全国都道府県対抗男子駅伝でMVP獲得
・永原颯磨（長野・佐久長聖高）※3000m障害で三浦龍司（順天堂大）を超える高校新記録を樹立（8分36秒06）
・川原琉人（長崎・五島南高）※第28回全国都道府県対抗男子駅伝1区・区間3位

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【全国都道府県対抗男子駅伝2024】期待の高校生や日本記録保持者も　エントリー選手に名を連ねた主な「日本代表」ランナーは？

過去10年の表彰台チーム

※2021～22年は新型コロナウイルスによる感染拡大防止のため大会中止

年	1位	2位	3位
2014年	長野県	埼玉県	群馬県
2015年	埼玉県	宮城県	東京都
2016年	愛知県	広島県	埼玉県
2017年	長野県	福岡県	愛知県
2018年	埼玉県	長野県	千葉県
2019年	福島県	群馬県	長野県
2020年	長野県	兵庫県	埼玉県
2021年	–	–	–
2022年	–	–	–
2023年	長野県	埼玉県	東京都

長野県が4度の優勝。大会中止だった2021～22年を除き勝率50％とすさまじい成績だ。次いで埼玉県が2度の優勝を含む6度の表彰台。昨年は2～4位までを関東が占めており、ダークホース的存在となっている。

区間オーダーリストの優勝予想・展望

優勝候補1.長野

鈴木芽吹（駒澤大）、伊藤大志（早稲田大）といったOBを含めると7人中5人が佐久長聖高にゆかりのあるオーダー予想となった。第28回全国都道府県対抗男子駅伝のMVP・山口峻平（佐久長聖高）は5区予想。高校2年生ながら5000mで13分38秒40の持ちタイムを誇る濱口大和、3000m障害で三浦龍司（順天堂大）を超える高校新記録を樹立した永原颯磨と今年もラインナップは充実しており、優勝候補の大本命と言える。

【エントリー締め切り時点での予想オーダー】
・1区 濱口大和（佐久長聖高）
・2区 中澤侑己（堀金中）
・3区 伊藤大志（早稲田大）
・4区 永原颯磨（佐久長聖高）
・5区 山口峻平（佐久長聖高）
・6区 滝澤秀斗（駒ヶ根赤穂中）
・7区 鈴木芽吹（駒澤大）

※区間オーダーは当日変更の可能性あり

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優勝候補2.兵庫

男子5000mで高校歴代2位の記録を持つ折田壮太（須磨学園高）に注目が集まる。第74回全国高校駅伝男子では1区・区間賞を獲得。卒業後の進路は第100回箱根駅伝を制した青山学院大学に進学する見込みだ。東京五輪男子5000m代表の坂東悠汰（富士通）など力のあるランナーを前半に並べたオーダーで狙うは先行逃げ切りだ。

【エントリー締め切り時点での予想オーダー】
・1区 折田壮太（須磨学園高）
・2区 梅田大陸（大原中）
・3区 坂東悠汰（富士通）
・4区 福冨翔（須磨学園高）
・5区 堀野正太（須磨学園高）
・6区 稲垣翔馴（上甲子園中）
・7区 村本一樹（住友電工）

※区間オーダーは当日変更の可能性あり

【全国都道府県対抗男子駅伝2024】「高校NO.1」折田壮太vs「五島列島の星」川原琉人　箱根スター候補の1区予想

優勝候補3.千葉

箱根駅伝2024で1区・区間賞の篠原倖太朗（駒澤大）がチームの中心。昨年は学生ハーフ優勝、出雲駅伝1区・区間賞とロードでも無類の強さを誇る駒澤大学の新キャプテンだ。3000mの持ちタイムで8分30秒台の中学生ランナー・荒井稜司（我孫子中）、宮川大樹（柏五中）の区間でアドバンテージを作りたい。

【エントリー締め切り時点での予想オーダー】
・1区 小川原陽琉（八千代松陰高）
・2区 荒井稜司（我孫子中）
・3区 篠原倖太朗（駒澤大）
・4区 山本悠（八千代松陰高）
・5区 鈴木琉胤（八千代松陰高）
・6区 宮川大樹（柏五中）
・7区 伊豫田達弥（富士通）

※区間オーダーは当日変更の可能性あり

優勝候補4.岡山

出雲駅伝2023、箱根駅伝2024で区間賞獲得の黒田朝日（青山学院大）がチームを引っ張る。その弟・黒田然に加えて第74回全国高校駅伝男子で4区・区間賞の桑田駿介（倉敷高）もおり、層の厚さは近年随一だ。

【エントリー締め切り時点での予想オーダー】
・1区 桑田駿介（倉敷高）
・2区 北村蓮（倉敷庄中）
・3区 黒田朝日（青山学院大）
・4区 檜垣蒼（倉敷高）
・5区 黒田然（玉野光南高）
・6区 鶴藤健琉（京山中）
・7区 風岡永吉（JFEスチール）