エンゼルスのリード・デトマーズ投手が16日(日本時間17日)、米ポッドキャスト番組『ファウル・テリトリー』に出演し、昨季までチームメートだった大谷翔平投手について語った。
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■デトマーズ「彼の仕事はクレイジー」
2021年から大谷とともにエンゼルス投手陣を支えてきたデトマーズ。今オフFAになった大谷がチームを去ることは薄々感じていたそうだが、さすがに10年総額7億ドルという契約内容を聞いて驚いたという。
「(大谷とドジャースの契約は)フィアンセと過ごしていた時にSNSで知った。契約金の額を見てクレイジーだと思ったよ」と笑った。この移籍が発表される前日にデトマーズは婚約したそうで、本来ならフィアンセと楽しい時間を過ごすはずだったが、大谷移籍のニュースが流れてからはSNSをずっと見ていたという。
また、大谷と過ごした日々について聞かれると「ショウヘイは間違いなくアンビリーバブルだ。彼の仕事はクレイジーだった。正直に言うと、彼がどのように二刀流を成し遂げたのか分からないが、彼はそれを簡単なように見せた」と振り返った。
大谷と同じく先発ローテーションの一角としてチームを支えたデトマーズだが、「実際にはオオタニは投球についてはあまり話さない。とても物静かで、自分のことに集中している」と明かした。その上で「ブルペンやウェイトルームでの彼の様子を見ていると、多くのことを学ぶことができた。私がもっとも恋しいのは、彼が行っていたブルペンでの仕事やキャッチボール。それを見ることができなくなるのは……」と話し、寂しさを隠さなかった。
■米サイト「チームメートに範を示した」
米スポーツサイト『Fan Nation』はデトマーズの番組出演を受けて、「カメラに映し出されたのはデトマーズだけだったが、彼の言葉はエンゼルス投手陣、全員の言葉を代弁している」と指摘。さらに「チーム内で日本語を母語とする選手はオオタニだけだったが、彼は言葉だけではなく、あらゆる形でチームメートたちに範を示した」と記した。
エンゼルスは昨季まで二刀流をこなす大谷の体調を考慮して先発ローテーションを6人で回していたが、今季からは5人制に戻す予定になっている。その中でもデトマーズはエース格の役割が期待される。「中6日などは長い。待機時間が減って、一貫したローテーションで臨めるのは良いこと」と話し、前を向いた。
デトマーズのほか、タイラー・アンダーソン、パトリック・サンドバル、グリフィン・キャニング、チェイス・シルセス、ザック・プレサックらでローテーションを構成するはずだが、同サイトは「これからも補強はするだろうが、オオタニの穴を埋めるのは不可能」と断言した。
大谷の去ったエンゼルスが、どのようなシーズンを過ごすのか注目だ。
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文●SPREAD編集部