オフの移籍市場は、昨季100勝を挙げた強豪ドジャースが話題の中心となっている。大谷翔平投手、山本由伸投手ら大物選手を次々と獲得し、4年ぶりの世界一へ向けて補強に余念がない。
MLB公式は16日(日本時間17日)、「ドジャースはスター選手揃いの内野陣をどのように配置するか」と題した記事を掲載。充実した内野のレギュラーメンバーをポジションごとに紹介した。
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■布陣が固まった強力内野陣
最初に挙げられたのが、一塁手のフレディ・フリーマン内野手。2023年は161試合に出場してナ・リーグ3位の打率.331、29本塁打、102打点、OPS.977の好成績。記事ではフリーマンを“世代最高の一塁手のひとり”と絶賛。「競争相手はいない」と断言し、今季もドジャース打線の中心を打ち続けるだろうと大きな期待を寄せている。
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ムーキー・ベッツ内野手が務める、二塁手のレギュラーも揺るぎない。ジェイソン・ヘイワード外野手と再契約、テオスカー・ヘルナンデス外野手も獲得し、ベッツが外野を兼任する必要がなくなった。昨季は打率.307、39本塁打、107打点、OPS.987と大活躍。今季もリードオフマンとして最高のパフォーマンスが求められる。
三塁手のレギュラー候補は、球団10位の175本塁打を放っているマックス・マンシー内野手。守備の指標にやや衰えが出始めているが、昨季36本塁打、105打点を残した打撃さえ好調であれば、欠点は全て忘れ去られるだろうと長打力にフォーカスした。
ベテラン勢が占める中、新鮮な動きがありそうなのが遊撃手。26歳のギャビン・ラックス内野手は、昨季のスプリングトレーニングで右膝に大怪我を負い、開幕を待たずしてシーズンを終えた。健康を維持できれば、多くの出場機会に恵まれるだろうとレギュラーの最有力候補に。
記事では最後に、内野のバックアップメンバーとしてミゲル・ロハス内野手、クリス・テイラー外野手などの名前も挙げ、充実した戦力に太鼓判を押した。強力な内外野陣に指名打者の大谷が加わり、リーグ有数の打線が誕生。2月のキャンプインへ向け、最強ドジャースの布陣がいよいよ固まりつつある。
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(H.Ariga/SPREAD編集部)