アメリカJCCは過去10年、1番人気が【2.3.0.5】でわずか2勝。2015年には単勝1.3倍のゴールドシップが7着に敗れ、3連単16万9220円の波乱となった。
上位人気を信頼するより、伏兵を狙うべきがアメリカJCC攻略のセオリーだ。ここではデータから浮上した「消し馬」を紹介する。
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目次
■「0.0.0.35」の追込脚質も不安
今年、33年ぶりの快挙を狙うのが、紅一点のモリアーナ。過去10年、牝馬も優勝はゼロ。勝てば1991年のメジロモントレー以来となり、過去64回の記録においても、この1勝のみ。
昨年こそオークス馬ユーバーレーベンが3着に好走したが、基本的には牝馬にはハードルが高い。メジロモントレーも前走・アルゼンチン共和国杯を制した男勝りの牝馬だった。
また、過去10年で追込【0.0.0.35】という脚質傾向も、後方一気で結果を残してきたモリアーナには不安データとなる。
昨秋の紫苑Sは中山芝2000mで上がり3F34秒3という鬼脚を披露したが、当時は各レースで好時計が連発した高速馬場。冬枯れの中山芝を舞台に、牡馬相手で底力比べでは分が悪い。牝馬+追込のダブルで勝ち馬ゼロでは食指が動かない。
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(Y.Oga/SPREAD編集部)