PGAツアー「ザ・アメリカンエキスプレス」は21日(日本時間22日)、PGAウェスト・スタジアムコースで最終ラウンドが行われた。今季2戦目となる久常涼は8バーディ、1ボギーの「65」でホールアウトし、通算23アンダー、11位タイで大会を終えた。
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◼︎ショットとパットが噛み合った最終日
23位からスタートした久常は、2番のセカンドショットをピン奥約2.7メートルにつけ、バーディを先行。3番でも10メートル弱の長いバーディパットを沈めると、その後も5番、7番とバーディを決め、前半を4バーディ、ノーボギーとし後半へ。
インに入ってもショットとパットが噛み合い、11番でバーディを奪取。13番のパー3では、ティーショットをグリーン奥に外すも、そこからチップインさせるナイスアプローチを披露した。
その後も5メートルほどのパットが入り、14番と16番でバーディ。17番ではティーショットをグリーン奥に外しボギーとしたが、ボギーはその1つだけ。大会4日間を通してもボギーは3つと非常に安定したプレーを続け、最終日には今大会自己最高の「65」という猛チャージを見せた。
久常の3戦目は今週の「ファーマーズインシュランスオープン」が舞台。今季初戦のソニーオープンでは30位タイ、今回は11位タイと調子が良い。今季3戦目はトップ10入りなるか注目したい。
なお優勝は通算29アンダーでアマチュアのニック・ダンラップ。通算29アンダーは昨年のジョン・ラームが記録した27アンダーを超えるトーナメント記録。さらにアマチュア優勝は、1991年「ノーザンテレコムオープン」でのフィル・ミケルソン以来33年ぶりの快挙となる。
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(G.Tsukamoto/SPREAD編集部)