【根岸S/前走ローテ】“連対率40%超”で群を抜く安定感 想定7人気の伏兵にもチャンス

 

【根岸S/前走ローテ】“連対率40%超”で群を抜く安定感 想定7人気の伏兵にもチャンス
[過去10年]根岸ステークス2024の前走ローテ

1月28日に東京競馬場で行われる第38回根岸S(GIII、ダ1400m)のデータを紹介する。

今年は、後続を突き放す連勝で3勝クラスを突破したエンペラーワケアや、4連勝でOP初勝利を挙げたサンライズフレイムといった勢いに乗る4歳勢、武蔵野Sで2着したタガノビューティー、前走OP初勝利を果たしたフルムら古豪が大舞台へ向けて集結。主力だったドライスタウトが回避したことで混戦ムードが漂う。

ここでは過去10年のデータから予想のヒントになる「前走ローテ」を分析していく。

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■前走重賞組が全10勝

最多4勝を挙げ、勝率28.6%、連対率42.9%、複勝率50.0%でトップの成績を誇るのが武蔵野S組。フェブラリーSを見据えて東京のワンターンコースを選択した王道のローテーションでもあり、舞台適性がマッチしている可能性が高い。

昨年は武蔵野Sで1着だったギルデッドミラー、2着のレモンポップが着順を入れ替えてワンツー決着。2021年は10番人気ワンダーリーデルが2着に激走した。回収値も単勝105、複勝187とベタ買いしていい数字だ。ブリンカーを付けてから安定感を見せているタガノビューティー、伏兵扱いとなりそうだが1400mで見直したいヘリオスには重い印が必要だろう。

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・武蔵野S【4.2.1.7】
・カペラS【2.2.1.19】
・チャンピオンズC【2.1.3.9】
・兵庫ゴールドT【1.0.0.16】
・マイルCS【1.0.0.1】
・ギャラクシーS【0.1.1.8】
・ファイナルS【0.1.1.4】
・師走S【0.1.1.0】
・霜月S【0.1.0.6】
・JBCスプリント【0.1.0.3】
・すばるS【0.0.2.10】

次点はカペラS組とチャンピオンズC組が2勝ずつと並ぶが、今年は後者が不在。カペラS組は「前走連対馬」が取捨のポイントで、前走2着以内なら【2.2.0.2】と優秀な成績を収めている。ベルダーイメルは2走前のグリーンチャンネルCで、先週の東海Sを2着したオメガギネスに差はつけられたものの、60キロを背負って2着。地力上位で侮れないが、前走のカペラSでは6着に負けており、割り引きは必要か。

過去10年全ての年において、前走重賞組が勝利を収めており、OP特別リステッド組は合わせて【0.4.5.50】連対率6.8%、複勝率15.3%という成績。このうち、前走が1400~1800mで3着以内なら【0.4.5.17】連対率15.4%、複勝率34.6%にアップする。アルファマムサンライズフレイムフルムは馬券圏内のチャンスあり。

自己条件を勝ち上がり、2連勝中のエンペラーワケアが人気を集めそうだが、前走3勝クラス組は【0.0.0.4】。2017年には当日2番人気に推されたベストマッチョが12着に大敗した。今年はメンバーが手薄なだけに、勢いのある4歳馬の台頭に期待したいレースではあるが、過剰人気の感は否めない。OP特別・リステッド組でもなかなか勝ち切れていない現状から、疑ってかかる方がベターだろう。

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(SPREAD編集部)