オフシーズン、積極的な補強を続けるドジャースに新たな戦力が加わりそうだ。
22日(日本時間23日)、レッドソックスからFAとなっているベテラン左腕ジェームズ・パクストン投手が、ドジャースと1年契約で合意間近とMLB公式のマーク・フェインサンド氏ら複数の現地記者が報じている。パクストンの契約は1200万ドル前後の1年契約、ドジャースの総年俸がメッツを上回りメジャートップになると見られている。
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■故障のしやすさも想定範囲内か
今季35歳を迎えるパクストンは、2010年ドラフト4巡目全体132番目でマリナーズに入団。平均95マイル(約152キロ)以上のフォーシームを中心に、ナックルカーブ、カットボールを駆使して打者を抑える先発左腕だ。17年からは3年連続で二桁勝利をマークするも、21年4月にトミー・ジョン手術を受けて翌年全休。復帰した昨季はレッドソックスで19試合に先発し、7勝5敗、防御率4.50の成績を残した。
これで、山本由伸投手にタイラー・グラスノー投手、ウォーカー・ビューラー投手など右腕中心のドジャース先発ローテーションに左腕のパクストンが加わる。昨季春先にはハムストリング、終盤には膝を痛めてシーズン終了と懸念点も多いが、優秀な若手が控えた現状を考えると故障のしやすさも織り込み済みだろう。
パクストンは、キャリア通算で大谷翔平投手との対戦成績が2打数1安打。昨季5月24日(同25日)の試合で、高めボール球のカットボールを左中間スタンドへ運ばれている。
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(H.Ariga/SPREAD編集部)