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■ヘリオス
今回と同じく東京ダート1400mで行われた前々走のペルセウスSでは、最内枠から好スタートを決めてハナに立つと、直線で渋太さを見せてそのまま逃げ切り勝ちを収め、約2年ぶりの勝利を掴んでいる。58.5キロのトップハンデが課せられていたものの、前半がスムーズならこれくらいは走れて当然。
◆【根岸ステークス2024予想/穴馬アナライズvol.2】「馬具で一変の前走、芝並みの末脚で一発ある」 単勝オッズ“2桁”前後の刺客
中1週、そして1ハロン延長となった前走の武蔵野Sは、五分の発馬から鞍上が積極的に動かしていったが、スタートで寄られた上に、序盤の芝コースでなかなか進んでいかず。先団馬群の中で構え、直線を迎えて追い出しにかかったものの、ジリジリとしか伸びず10着に沈んでいる。本来の形に持ち込めなかったことが敗因で、この一戦は度外視していい。
いまだに重賞タイトルには手が届いていないが、2022年のマイルCS南部杯ではカフェファラオと同タイムの2着があるほか、同年のJBCスプリントでも3着に健闘。交流重賞含め、グレードレースでは7度の複勝圏内入りがあるように、実力では引けを取らない。乗り慣れた武豊騎手に戻るのはプラスで、【4.1.0.3】と得意のこのコースも歓迎。馬券には必ず加えておきたい。
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著者プロフィール
山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長
元・競馬月刊誌の編集長で、現在はスポーツの未来を読みとくメディア『SPREAD』の編集長。1995年マイルCSの16番人気2着メイショウテゾロの激走に衝撃を受けて以来、穴馬予想を追求し続けている。「ウマ娘」はゴールドシップ推し。