【大相撲初場所2024】照ノ富士は優勝へ“勝率100%”が追い風 データでみる千秋楽取組予想

 

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写真はイメージ(C)Getty Images

大相撲初場所2024の千秋楽・幕内取組が28日、両国国技館で行われる。賜杯争いは12勝2敗で並ぶ照ノ富士(32、横綱・伊勢ヶ濱部屋)と琴ノ若(26、東関脇・佐渡ヶ嶽部屋)、11勝3敗で横綱と迎える一番での勝利に望みを託す霧島(27、東大関・陸奥部屋)の3名に絞られた。

ここで、それぞれの力士の優勝条件を確認しておこう。

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優勝決定巴戦の可能性も

<照ノ富士の優勝条件>
・〇照ノ富士(32、横綱・伊勢ヶ濱部屋)-●霧島(27、東大関・陸奥部屋)
・●琴ノ若(26、東関脇・佐渡ヶ嶽部屋)-〇翔猿(31、東前頭四枚目・追手風部屋)
※琴ノ若が勝利の場合は両者が優勝決定戦へ

<琴ノ若の優勝条件>
・●照ノ富士(32、横綱・伊勢ヶ濱部屋)-〇霧島(27、東大関・陸奥部屋)
・〇琴ノ若(26、東関脇・佐渡ヶ嶽部屋)-●翔猿(31、東前頭四枚目・追手風部屋)
※照ノ富士が勝利の場合は両者が優勝決定戦へ

<霧島の優勝条件>
・●照ノ富士(32、横綱・伊勢ヶ濱部屋)-〇霧島(27、東大関・陸奥部屋)
・●琴ノ若(26、東関脇・佐渡ヶ嶽部屋)-〇翔猿(31、東前頭四枚目・追手風部屋)
※優勝決定巴戦に進出

3名のなかでもっと厳しい条件に立ち向かうのは霧島。照ノ富士、琴ノ若が敗れ、霧島が勝つことで優勝決定巴戦が行われる。さらにその取組で軍配が上がってようやく賜杯を手にするとあって、千秋楽まで戦い抜いた満身創痍の体も気がかりだ。

照ノ富士は霧島に10戦負けなし

その一方で、豊昇龍(24、西大関・立浪部屋)の休場に伴う不戦勝で14日目を終えた照ノ富士。結果的に体力を温存する形で千秋楽を迎えることができたのは大きなアドバンテージと言えそうだ。本日は霧島との取組だが、照ノ富士-霧島の対戦成績は照ノ富士:10勝、霧島:0勝。”勝率100%”の相手に万全の状態で臨めるとなれば優勝の最有力候補に揺るぎはない。

琴ノ若が千秋楽で相対するのは翔猿(31、東前頭四枚目・追手風部屋)。こちらは琴ノ若:7勝、翔猿:6勝とわずかに琴ノ若がリードする対戦成績だが、2023年は琴ノ若:3勝、翔猿:3勝とまったくの五分。翔猿には今場所の勝ち越しがかかった一番でもあり、一筋縄ではいかない相手と言える。

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新入幕ながら敢闘賞を受賞した大の里(23、西前頭15枚目・二所ノ関部屋)、照ノ富士と琴ノ若に土をつけた若元春(30、東前頭筆頭・荒汐部屋)など、千秋楽は優勝争い以外にも注目の力士が多数。初場所を締めくくる取組に注目が集まる。

【大相撲初場所2024 千秋楽の主な取組】

照ノ富士(32、横綱・伊勢ヶ濱部屋)-霧島(27、東大関・陸奥部屋)
琴ノ若(26、東関脇・佐渡ヶ嶽部屋)-翔猿(31、東前頭四枚目・追手風部屋)
竜電(33、東前頭五枚目・高田川部屋)-宇良(31、西小結・木瀬部屋)
朝乃山(29、西前頭7枚目・高砂部屋)-大栄翔(30、西関脇・追手風部屋)

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(SPREAD編集部)