4日、第76回丸亀国際ハーフマラソンが丸亀市内で開催される。ワールドアスレティックスのシルバーラベルロードレースに認定されているレース。好タイムが出やすいコース設定となっており、先週女子マラソンで日本新記録を更新した前田穂南(天満屋)に続く記録更新に期待がかかる。
ここでは「丸亀国際ハーフマラソン2024」のエントリー・出場・招待選手・放送・配信など役立つ情報をお届けする。
目次
丸亀ハーフマラソン2024 大会概要
コース
香川県丸亀市の香川県立丸亀競技場発着で県道33号線の丸亀市、宇多津町を通り、坂出市本町を折り返すコース。極端なアップダウンも少なく、好記録が出やすいこともあって国内はもとより、世界からトップクラスのランナーが集結するレースだ。
男子の部ではメクボ・ジョブ・モグス、ポール・クイラ、ブレッド・ロビンソン、アレクサンダー・ムティソが1時間を切るタイムで優勝。当日の天候次第だが、近年の高速化を考えると日本人の1時間切りも視野に入ってくる。
主な招待選手(男子)
ナンバー | 出場選手・所属(国名) | 自己ベスト記録 | 51 | チャールズ・ランガット(ケニア) | 58分53秒 | 54 | アレクサンダー・ムティソ(NDソフトアスリートクラブ) | 57分59秒 | 56 | 小椋 裕介(ヤクルト) | 1時間00分00秒 | 57 | 池田 耀平(Kao) | 1時間00分59秒 | 65 | 川内 優輝(あいおいニッセイ同和損害保険) | 1時間02分13秒 | 66 | 椎野 修羅(富士通) | 1時間02分19秒 | 71 | 篠原 倖太朗(駒澤大) | 1時間00分11秒 | 73 | 黒田 朝日(青山学院大) | 1時間03分02秒 | 75 | リチャード・エティーリ(東京国際大) | 1時間02分11秒 | 77 | 吉田 礼志(中央学院大) | 1時間00分31秒 |
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まさしく豪華絢爛といったメンバー。優勝争いは1時間切りの持ちタイムがあるチャールズ・ランガット(ケニア)、アレクサンダー・ムティソ(NDソフトアスリートクラブ)に男子10000mの日本学生記録保持者・リチャード・エティーリ(東京国際大)が挑む構図が予想される。
日本人トップ争いに目を転じると、ハーフマラソンの日本記録保持者・小椋裕介(ヤクルト)、丸亀ハーフマラソン2023で日本人2位の篠原倖太朗(駒澤大)が中心か。その篠原と同じ千葉県出身で同学年のライバル・吉田礼志(中央学院大)も持ちタイムは遜色なく、1時間切りに向けて闘志を燃やす。
◆【丸亀ハーフマラソン2024】「1時間切り」の日本新記録へ 駒大・篠原と相澤世代の“プロランナー”が最有力候補の理由
主な一般選手(男子)
ナンバー | 出場選手・所属(国名) | 自己ベスト記録 | 110 | 細谷 恭平(黒崎播磨) | 1時間01分16秒 | 111 | 田村 友佑(黒崎播磨) | 1時間00分38秒 | 113 | 林田 洋翔(三菱重工) | 1時間00分38秒 | 116 | 荻久保 寛也(ひらまつ病院) | 1時間00分43秒 | 167 | 塩出 翔太(青山学院大) | 1時間02分01秒 | 191 | 西川 千青(大東文化大) | 1時間02分19秒 | 206 | 湯浅 仁(中央大) | 1時間02分35秒 | 212 | 吉居 駿恭(中央大) | 28分06秒27(10000m) | 236 | 吉岡 大翔(順天堂大) | 28分46秒96(10000m) | 278 | デニス・キプルト(日本薬科大) | 1時間00分17秒 |
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一般選手にも注目のランナーが並ぶ。ハーフマラソンで1時間0分台の持ちタイムを誇る田村友佑(黒崎播磨)、林田洋翔(三菱重工)、荻久保寛也(ひらまつ病院)は今大会の日本人トップ争いに食い込める力量の持ち主。大学生では箱根駅伝2024で7区・区間賞の吉居駿恭(中央大)、8区・区間賞の塩出翔太(青山学院大)が日本のトップ級に挑む。
主な招待選手(女子)
ナンバー | 出場選手・所属(国名) | 自己ベスト記録 | 1 | シェイラ・チェプキルイ(ケニア) | 1時間04分36秒 | 3 | チェ・キョンスン(韓国) | 1時間08分35秒 | 5 | バウリン・カムル(ルートインホテルズ) | 1時間06分56秒 | 7 | 鈴木 亜由子(JP日本郵政グループ) | 1時間07分55秒 | 9 | 廣中 璃梨佳(JP日本郵政グループ) | 30分39秒71(10000m) | 10 | 和久 夢来(ユニバーサルエンターテインメント) | 1時間09分56秒 | 11 | 上杉 真穂(千葉陸協) | 1時間09分57秒 |
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東京五輪2020の5000m・10000mに日本代表として出場した廣中璃梨佳(JP日本郵政グループ)が、満を持してハーフマラソンに参戦。駅伝を含めて10km以下のカテゴリーでは国内最強クラスといっても過言ではない。20km超の距離への対応がカギも、丸亀国際ハーフマラソンはアップダウンも少なく、気候的にも走りやすい時季の開催。いきなり快走を見せる可能性は十分だ。
◆【全国都道府県対抗女子駅伝2024】“区間賞率100%” 長崎県代表・廣中璃梨佳の凄さとは
主な一般選手(女子)
ナンバー | 出場選手・所属(国名) | 自己ベスト記録 | 501 | キム・ドヨン(韓国) | 1時間11分00秒 | 502 | 太田 琴菜(JP日本郵政グループ) | 1時間11分54秒 | 503 | 和田 有菜(JP日本郵政グループ) | 32分22秒83(10000m) | 505 | カリバ・カロライン(神村学園) | 31分52秒00(10000m、ロード) | 506 | 青山 瑠衣(ユニバーサルエンターテインメント) | 1時間10分04秒 |
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全国高校駅伝女子2023で大逆転劇を演じたカリバ・カロライン(神村学園)がハーフマラソンに挑戦。春からはJP日本郵政グループに入社予定で、偉大な先輩・廣中璃梨佳に挑む。名城大学時代は区間賞の常連で、理工学部・数学科を専攻していたこともあり解説者から“リケジョ”とも呼ばれる和田有菜(JP日本郵政グループ)も注目のランナーだ。
丸亀ハーフマラソン2024 結果
<男子>
・1位 リチャード・エティーリ(東京国際大) 59分32秒 ※日本学生記録
・日本人1位 篠原倖太朗(駒澤大) 1時間01分04秒
<女子>
・1位 オマレ・ドルフィンニャボケ(ケニア) 1時間06分07秒 ※大会新記録
・日本人1位 鈴木亜由子(JP日本郵政グループ) 1時間08分51秒
放送スケジュール
日時:2月4日(日)10:30~11:50(10:35号砲予定)
会場:丸亀/Pikaraスタジアム南の国道11号スタート・フィニッシュ地点はPikaraスタジアム
テレビ放送:OHK岡山放送(岡山・香川エリア)/BSフジ(全国)※動画・ネット配信は実施しない予定
解説:金哲彦
総合実況:岸下恵介
実況:長尾龍希
リポーター:佐藤樹理
(SPREAD編集部)