ラ・リーガ第24節のオサスナ戦後、スペイン大手紙の『MUNDO DEPORTIVO』がレアル・ソシエダMF久保建英の活躍をこう銘打った。チームを牽引した働きぶりは、確かに「リーダー」と呼ぶに相応しいパフォーマンスだった。
◆【実際の映像】ソシエダの“リーダー”久保建英、左サイドからのクロスに合わせる オサスナゴールを脅かしたシーン
■「自分の役割を担った」
右ウイングで先発した久保は、左サイドからの攻撃が多かった序盤、プレスバックからパスカットするなど守備で貢献。ビルドアップ時には中央に絞ってボールを引き出してパスを捌き、オフェンスでも徐々に存在感を見せていく。
30分には右サイドを抜け出して浮き球のスルーパスを収め、精度の高いクロスでアルセン・ザハリャンのビッグチャンスを演出。さらに久保は35分に右サイドでボールを持つと、巧みなボディフェイントで対峙した敵をかわし、相手DFとGKの間に際どいパスを供給した。
37分には左からのクロスを収め、決定的なシュートを放つ。相手GKセルヒオ・エレーラの好守に阻まれたが、スペイン大手紙『MUNDO DEPORTIVO』の久保評は上々だ。
「やや思索的な30分を過ごした後、彼は自分の役割を担い、ボールを要求し、逆サイドに流れた攻撃を有効に利用した。エレーラにセーブされたシュート、ザハリャンのクロスに反応したシュート、ゴール前で相手に阻まれたシュートなど、決定的なチャンスはあった」
49分にCKから失点したものの、反撃の狼煙を上げる旗手となったのが久保である。直後の50分にはニアに飛び込んでザハリャンのクロスに合わせ、51分にはペナルティエリア内で左足を一閃。しかし、相手DFにシュートをブロックされた。
チャンスを決めきれずチームも0-1で敗れたが、左サイドに流れた攻撃を有効活用した久保の仕掛けは巧みだった。また、同点弾を狙いチームを力強く引っ張った積極姿勢は、まさに「リーダー」でもあった。
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(SPREAD編集部)