18日にフェブラリーS(GI、東京ダ1600m)を含めたWIN5対象レースが行われる。
JRAが指定する5つのレースで1着馬を当てるWIN5は、過去に5億円超えの高額配当を記録したこともある、まさに夢の馬券。先週は的中票数2票、払戻金2億5179万7070円と2024年初の億超えを記録した。
ここでは対象レースの過去10年データをベースに、WIN5を攻略する。
◆【フェブラリーステークス2024予想】出走予定・枠順、予想オッズetc.「上位人気の追い切り評価は『S』か『B』で真っ二つ!」
目次
■フェブラリーSは二刀流の初勝利に期待
年明け最初のGIレースとなるフェブラリーS。過去10年の人気傾向を見ると、1番人気が5勝、2番人気3勝、4番人気1勝。人気と実力を兼ね揃えた馬が例年制している。一方で穴馬の好走例は少なく、1997年のGI昇格以降、5番人気以下が優勝したのは6回のみ。2014年に16番人気のコパノリッキーが大番狂わせを演じているが、基本的には大荒れになる可能性は低い。
現在想定4番人気以内となりそうなのは、ウィルソンテソーロ、オメガギネス、レッドルゼル、ドゥラエレーデの4頭。しかしレッドルゼルは8歳の古株。過去10年の年齢別傾向を見ても7歳以上が優勝した例はなく、優勝まではあと一歩届かない可能性もある。
ウィルソンテソーロは昨年GI未勝利と不調の松山弘平騎手への乗替り。オメガギネスは前走、前々走と重・不良馬場のレース。今回は週末晴れ予報となっており、馬場コンディションも良好であることを考慮すると、こちらも少し不安要素は残る。
それであれば前走から変わらずB.ムルザバエフ騎手とのコンビで挑むドゥラエレーデが最右翼。調教も栗東販路で4F49秒1の自己ベストを記録するなど状態は良さそうだ。今回はダート転向後、馬券内率100%を記録する“二刀流”で一点突破を狙う。
■荒れ模様の小倉大賞典はベテラン馬が狙い目
今回警戒すべきは、WIN3小倉11R・小倉大賞典。荒れ模様のハンデ重賞では、平均3連単配当額15万5573円を記録している。
しかし歴代の優勝馬を振り返ると、2021年に11番人気のテリトーリアルが大穴を開けたが、この年以外は4番人気以内の馬が勝利。昨年は2番人気のヒンドゥタイムズが制し、2022年は1番人気のアリーヴォが1着など、ここ最近は実力通りの決着となっている。
脚質傾向を見ると、逃げ2勝、先行4勝、差し2勝、追込2勝。追込2勝のうち1勝はマクリによるものであり、前が止まらない傾向だ。
今回は前走小倉日経OPで3角8番手からロングスパートを見せ勝利したダンディズムと、小倉で3戦2勝3着1回と結果を残しているゴールドエクリプスの2頭で勝負する。
その他、WIN1からWIN5の注目馬は以下の通り。
WIN1・京都10R斑鳩S:セオ、アイスグリーン、ロワンディシー
WIN2・東京10RコパノリッキーC:マイネルモーント、レッドラディエンス、ワイドエンペラー
WIN3・小倉11R小倉大賞典:ダンディズム、ゴールドエクリプス
WIN4・京都11R大和S:ゼットレヨン、ヴァガボンド
WIN5・東京11RフェブラリーS:ドゥラエレーデ
計36点
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文●塚本元気(SPREAD編集部)