JRAは15日、第41回フェブラリーS(GI、東京ダ1600m)に出走を予定する各馬の調教後馬体重を発表した。
これまで5戦すべてで馬体重を494キロでキープしているオメガギネスは500キロ(前走時494)、連戦続きも馬体は大きく崩れないウィルソンテソーロは490キロ(前走時487)、7カ月半ぶりの前走から叩き2戦目となるレッドルゼルは500キロ(前走時490)。また、JRA重賞で最高体重勝利記録を保持するドンフランキーは602キロ(前走時588)と重戦車ぶりが際立った。
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■巨漢馬の短縮ローテに妙味
過去10年のフェブラリーSにおいて、当日馬体重が500キロ以上だった馬は【8.6.8.68】勝率8.9%、複数率24.4%、回収値は単勝330、複勝109と優秀な成績を収める。好走馬30頭のうち22頭が該当し7割を占めており、例年複数頭の馬券絡みが発生している。
最低人気で激走した2014年のコパノリッキー(1着)や、20年のケイティブレイブ(2着)も520キロオーバーの巨漢だった。
500キロ以上の大型馬のうち、距離短縮組に限定すると【6.4.5.31】勝率13.0%、複勝率32.6%、回収値は単勝630、複勝175にアップ。パワフルな馬体でスピードを活かせる短縮ローテ、ワンターンコースは歓迎となる傾向だ。
今年の出走馬のなかで、前走時にすでに馬体重500キロ以上だった馬で距離短縮組はガイアフォース、カラテ、キングズソード、ドゥラエレーデ、ペプチドナイルの5頭。いずれも当日も500キロオーバーでの出走ア見込まれる。人気サイドならオメガギネスとウィルソンテソーロよりも、キングズソードとドゥラエレーデの評価を上げたいところだ。