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渋野日向子のスイング改造、‟かつての師”石川遼につづけるか ホンダLPGAタイランド

 

渋野日向子のスイング改造、‟かつての師”石川遼につづけるか ホンダLPGAタイランド
渋野日向子(C)Getty Images

2月22日から、タイのサイアムカントリークラブ・オールドコースで開催されるホンダLPGAタイランドに渋野日向子が出場する。

この大会が今季初戦となる渋野は昨季の年間ポイントランキング83位でシード落ちし、今季出場できる試合数は限定的。さらに、2019年の全英女子オープン制覇で得られたメジャー大会出場権が今年で切れるため、今季の戦いは正念場となる。

渋野はかつて2021年頃からしばしば石川遼から指導を受けており、スイング改造していた。その、かつての師の石川は昨季終盤から自身のスイング改造の成果を随所に見せていたが、そろそろ、渋野も成果をあげても良いころだ。

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■過去石川遼のスイングコンセプトに感銘

浅いトップの位置とフラットなスイングプレーン。これが石川のスイングコンセプトであり、渋野がかつて取り組んでいたスイングだ。

米ツアールーキーイヤーの2022年は優勝争いに加わった全英女子オープンのようなプレーを見せることもあったものの、“かろうじてシード権確保”といった感じで苦しい戦いが続いた。

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そして、2023年からはプロ入り前から師事していた青木翔コーチと再タッグ。トップの位置を高めに戻し、インパクトでクラブを立たせる改造をした。

しかし、左手親指を痛めた影響もあり、以前のショットの精度には戻らなかったどころか、SG指標を見ると精度は2022年シーズンよりも悪化した。

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ドライバーショットの精度を示すSG:オフザティーは2022年が41位で、2023年は135位。2打目の精度を示すSG:アプローチは35位から121位へ下げた。

ただ、スイング改造はその時の取り組みだけを見て良し悪しを決めることはできない。それまでの過程とつなぎ合わせるように手を加えていくのがスイング改造であるため、今後の手の加え方や出す結果次第では「これまでの改造は正解だった」「幾度の改造があったから今のゴルフがある」「身体能力に頼っていた部分が頭も使うことを覚えた」と評価できるようになる。

石川もそうであるように、スイング改造を消化するのには時間がかかるものだが、正念場の今季こそ、スイング改造で得たものを発揮したい。

渋野日向子、2022年、23年のストロークゲインド

渋野日向子、2022年、23年のストロークゲインド

■昨季SGパッティング4位

渋野は日本ツアーを主戦場にしていた頃はパッティングを武器にしていた。メルセデスランキング1位、賞金ランキング2位になった2019年は、パーオンホールの平均パット数が2位で、平均バーディ数が1位。1ラウンドあたりの平均パット数は5位だった。

だが、米ツアールーキーイヤーの2022年はパットが足を引っ張った。パーオンホールの平均パット数は88位、1ラウンドあたりの平均パット数は77位、SG:パッティングは88位だった。

2023年シーズンはパットが良化。パーオンホールの平均パット数は48位、1ラウンドあたりの平均パット数は23位、SG:パッティングは4位だった。

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パーオン率が92位とふるわない中、米ツアー開催コースのグリーンに馴染んできているのか、日本ツアーを主戦場にしていた頃のパットの精度が戻ってきている。

昨季のパットの精度があれば、スイング改造の状況次第で、多くの大会での優勝争いに期待が持てる。

渋野日向子、2022年、23年のパット関連スタッツ

渋野日向子、2022年、23年のパット関連スタッツ

■シブコスマイル復活へ

8位タイだった2022年のホンダLPGAタイランドのパーオン率は79.17%で、1ラウンドあたりの平均パット数は27パット。27位タイだった2023年の同大会のパーオン率は72.22%で、1ラウンドあたりの平均パット数は30パットだった。

過去2大会の順位やスタッツを見ると大会との相性はまずまず。2023年は初日に37パットしながらも、終わってみれば27位タイに入っているあたりにも、相性の良さを感じる。

インスタグラムに投稿したように「前向いて、上向いて」今季のスタートを切って欲しい。

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著者プロフィール

野洲明●ゴルフ活動家

各種スポーツメディアに寄稿、ゴルフ情報サイトも運営する。より深くプロゴルフを楽しむためのデータを活用した記事、多くのゴルファーを見てきた経験や科学的根拠をもとにした論理的なハウツー系記事などを中心に執筆。ゴルフリテラシーを高める情報を発信している。ラジオドラマ脚本執筆歴もあり。

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