■イルーシヴパンサー
昨年の中山記念では、先行策から絶好の手応えで直線を迎えたものの、残り100mのところで進路が狭くなる致命的な不利があり8着に沈んだ。このアクシデントがなければ突き抜けていた可能性があっただけに、何とも悔やまれる敗戦となっている。
◆【中山記念2024予想/穴馬アナライズvol.3】「ヒシイグアスと遜色ない中山巧者」 想定“10人気”前後の爆穴
その後も馬券に絡むことのできない走りが続き、前走は昨年11月のマイルCSに参戦。戦前は11番人気と評価を落としていたが、レースでは道中後方待機でじっくり脚を溜めると、直線大外から鋭く脚を伸ばして、勝ち馬ナミュールから0秒3差に突っ込み、あわやのシーンを演じている。人気以上の走りとなったが、ハマればこれくらい走れていいポテンシャルを持っている。
左回りが【6.1.0.4】であるのに対して、右回りが【0.1.0.4】。数字の上ではサウスポーだが、前述の通り昨年の中山記念をはじめ、同条件だった3歳のスプリングSでも4着と、決して右回りの走りが悪いわけではない。2023年の京都金杯、22年東京新聞杯と、過去に勝利した重賞はいずれも寒い季節であるのも買い材料。スムーズなら突き抜けてもおかしくないと見た。
中山記念2024 予想コラム一覧
特集
◆【馬券攻略】「先行馬が圧倒的有利も外枠好走は多数」出走予定・枠順、予想オッズ、過去10年データ・傾向
◆【馬券攻略】芸能人・予想家の「中山記念」本命・注目馬予想まとめ 「11人気1着ペプチドナイルをズバリ指名」
◆【馬券攻略】中山記念2024大口投票パトロール「エルトンバローズの単勝に100万円か」
◆【馬券攻略】「トリッキーな中山巧者はだれだ」 単回収値100超の“ベタ買い”ジョッキー
◆【高配当メソッド】昨年は3連単12万馬券 1人気は「3.0.0.7」の劣勢 フルゲート伏兵多数で“高め”チャンス
騎手データ
◆【騎手データ】“連対率63%”単複回収値150オーバー 伏兵もバンバン連対圏へ導く名手は?
追い切り評価
◆【追い切り診断】ヒシイグアスを上回る「S」の最高評価 「ギアチェンジ後の切れはさすが」
◆【追い切り診断】打倒・ソールオリエンスの一角は辛口「B」の低評価 「まだ若干重苦しい状態」
◆【追い切り診断】高評価「A」は想定10人気以下 「このデキなら勝ち負けがあっても」
◆【追い切り診断】エルトンバローズを超える高評価「A」 「攻めの本気度が今年は違う」
データ・過去傾向
◆【データ攻略】外枠でも押さえるべき“馬券内率71%”ホース 「3.1.1.2」ローテで急浮上
◆【データ攻略】即消し厳禁の“忘れそうな穴馬” 「2.2.0.0」該当でソールオリエンス斬りへ
◆【枠順傾向】ソールオリエンスに“複勝率8%”の暗雲 5枠より外の伏兵に好走チャンス
◆【前走ローテ】ヒシイグアスが“人気上位総崩れ”データ該当 想定単勝20倍台の伏兵に「3.1.1.1」で本命視
穴馬予想
◆【穴馬アナライズ】「ソールオリエンスが人気ならこっちが……」 単勝オッズ“2桁”以上の妙味
◆【穴馬アナライズ】「ヒシイグアスと遜色ない中山巧者」 想定“10人気”前後の爆穴
◆【WIN5予想】エルトンバローズ“消し” 重賞2鞍は前走大敗馬狙い「2度目の億超えへ」
◆【危険な人気馬】中山実績上位も“消し” 「0.0.0.34」で馬券圏内皆無 「開幕週はマッチしない」
著者プロフィール
山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長
元・競馬月刊誌の編集長で、現在はスポーツの未来を読みとくメディア『SPREAD』の編集長。1995年マイルCSの16番人気2着メイショウテゾロの激走に衝撃を受けて以来、穴馬予想を追求し続けている。「ウマ娘」はゴールドシップ推し。