【弥生賞】シンエンペラーは勝率1割ゾーンか 1人気5連敗中で“馬単勝負”に妙味あり「高配当メソッド」

【弥生賞】シンエンペラーは勝率1割ゾーンか 1人気5連敗中で“馬単勝負”に妙味あり「高配当メソッド」
[過去10年]弥生賞2024の人気傾向

3月3日に中山競馬場で行われる第61回弥生賞ディープインパクト記念(GII、芝2000m)が行われる。

今年は、ホープフルS2着のシンエンペラーに対して、2戦2勝馬のダノンエアズロックトロヴァトーレファビュラススターらが皐月賞への切符をかけて争う構図。

ここでは過去10年のデータから「配当傾向」を分析して、“儲かる買い方”をジャッジする。

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■3桁配当はざらだが、1人気の取捨がカギ

過去10年、もっとも荒れた年は1~3番人気総崩れとなった2019年。8番人気メイショウテンゲンが勝った時で馬連3万馬券、3連単45万馬券となった。だが、それ以外は平穏で3番人気以内のワンツー決着が5回、5番人気以内までレンジを広げると8回ある。

堅め決着が多いなかでも、1番人気の取捨を見極めれば好配当は狙える。というのも、馬連の平均配当4844円に対して、馬単は1万39円と2倍以上を記録しており、1番人気が直近5年で勝ち切れていないからだ。

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3連複の平均配当は9867円で、3桁配当が5回と馬連の6回と差がない。2016年に関しては馬連が220円、3連複が190円と3連複のほうが売れていた。3連単の平均配当は7万5233円で、2019年を除くと2~4万馬券が3回、18万馬券が1回発生。

ここは馬連よりも「馬単」、3連複よりも「3連単」、もちろん「単勝」で勝負したいシーン。ポイントとなる1番人気の取捨だが、「2歳GI連対実績があるかないか」。1番人気10頭のうち、2歳GI連対実績があった馬が【1.3.1.1】勝率16.7%だが、2歳GIで連対実績のない馬は【2.1.0.1】勝率50.0%をマークしていた。勝負度合いの高さが数字に表れている。

頭を考える際には、GIで連対実績のない1番人気こそ乗っかりたい。ということは、今年想定1番人気のシンエンペラーが勝ち切れないパターンは十分あり得る話だ。ホープフルS2着の同馬には敬意を示しつつ、頭は他の馬から入る馬券で好配当を狙いたい。

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◆著者プロフィール

シャト美(しゃとみ)
馬とお酒をこよなく愛する競馬女子。シャト美の由来は、強さと美しさを兼ね備えた名馬タイキシャトルより。馬券は無駄な買い目を削ぎ落とし、少点数の馬連、馬単、ワイドがメイン。現在はUMAJIN内『競馬サロン』にて予想コラム、『SPREAD』では、シビアに馬券と向き合う「高配当メソッド」を執筆中。