【MLB】大谷翔平ではなく、水原一平通訳を特集 級友、恩師が米高校時代のエピソード披露「サッカーとゲームが大好きだった」

 

【MLB】大谷翔平ではなく、水原一平通訳を特集 級友、恩師が米高校時代のエピソード披露「サッカーとゲームが大好きだった」
大谷翔平と、水原一平(左)(C)ロイター

キャンプで順調に調整を進めるドジャース大谷翔平投手。今回、米紙が取り上げたのは大谷ではなく、良き“相棒”である水原一平通訳。高校時代のクラスメートや部活動で指導した恩師らが登場し、水原通訳のエピソードを語っている。

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■「これってイッペイ?」1本のメールで気付く

通訳、そしてマネジャー役として大谷をサポートする水原氏。今回は米地元紙『オレンジ・カウンティ・レジスター』が、スーパースターに寄りそう同氏の若き日に焦点を当てた。

記事の見出しは「大谷翔平の通訳に母校ダイヤモンド・バー高から歓声 水原一平さん、10代の頃はサッカーとゲームが大好きだった」というもので、水原通訳の幼なじみのタイラー・ボーさんと高校時代の恩師であるケンプ・ウェルズさんが思い出を語っている。

ボーさんはある日、高校時代の友人から1本のメールを受信。そこには「俺の気のせいか? これってイッペイ?」というテキストとともに、マウンド上で大谷とコーチの話に加わる水原通訳の写真が添えられていた。

そこでボーさんは初めて、大谷の通訳を務めている青年が、かつて一緒にビデオゲームやサッカーに興じ、ダイヤモンド・バー高では隣の席に座っていた水原氏だということに気づいたという。

■中学時代の水原通訳、友人のベッドを破壊

ボーさんは「高校時代を彼と一緒に過ごした私たちにとって、イッペイがオオタニの通訳をしているというのは信じられないことだった」と振り返り、「(通訳を)できないというわけではない。ただ、考えもしなかったこと」と話した。

ボーさんと水原通訳は中学時代からの知り合いで、当時ボーさんの家に遊びに来た水原通訳がベッドに激しく飛び乗り、壊したこともあった。そして最近、ボーさんが父親に「イッペイがオオタニの通訳を務めているんだよ」と報告すると、「え、あのベッドを壊した子供と同一人物なのか」と驚いていたという。

ボーさんによると、高校での水原通訳は教室で騒ぐような生徒ではなく、「状況をよく見極めるタイプで、たくさんジョークを飛ばすようなこともなかった」そうで、「鋭い観察力が、彼の現在の仕事に役立っているのかもしれませんね」と推測していた。

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■恩師の印象は……物静かで礼儀正しく一生懸命

同じく思い出話を披露したのは、ダイヤモンド・バー高で教鞭を取り、水原通訳が所属していたサッカー部で指導していたウェルズさん。「彼は物静かな生徒で、礼儀正しく一生懸命で、何の問題も起こさなかった」と回顧。サッカー部では控えのGKだったそうだが「いつもちゃんと練習に来て、懸命に頑張っていた」と懐かしんだ。

通訳業に就いたことについては「英語の授業でも静かにしていたから、通訳になったとは信じられない。英語を話せないわけではなかったが、静かだったんだ。彼が将来スター選手の通訳になるとは誰も想像できなかったと思う」とした。

水原通訳は父親の仕事の関係で渡米し、地元の学校に入学。ダイヤモンド・バー高や南カリフォルニア大学リバーサイド校など経て、岡島秀樹投手の通訳としてヤンキースに採用されたのをきっかけに通訳業に進出。帰国後は北海道日本ハムファイターズの球団通訳として活動し、主に外国籍選手のサポートを行った。そして、入団して来た大谷と出会い……。以降の二人三脚ぶりは説明不要だろう。

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大谷に対する注目度が高まるとともに、水原通訳に寄せられる関心も上昇。今季も“最強コンビ”から目が離せない。

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文●SPREAD編集部