JRAは8日、第60回金鯱賞(GII、芝2000m)の枠順を発表した。
5連勝中のドゥレッツァは3枠3番、昨年覇者のプログノーシスは4枠4番、得意舞台で重賞2勝目を狙うヤマニンサルバムは5枠7番から発走する。
◆【金鯱賞2024予想/追い切り診断】プログノーシスを超える高評価「A」 「集中度合いは申し分なく、ほぼ万全の状態」
■少頭数になりやすく、やや外枠優勢
現行の施工条件となった過去7年において、最多2勝を挙げるのが3枠【2.0.0.6】、5枠【2.0.2.8】、8枠【2.1.1.10】の3つ。勝率で言えば、ドゥレッツァが入った3枠が25.0%でトップだ。とは言っても例年、少頭数で行われる傾向にあるため、開幕週でも内外の差はほぼない。
16頭立てで行われた2017年を除き、13頭立て以下で行われた6回分を見てみると、1~4枠が【2.2.2.20】勝率7.7%、複勝率23.1%、5~8枠が【4.4.4.31】勝率9.3%、複勝率27.9%。毎年内めの枠から1頭、外めの枠から2頭が好走している。むしろスムーズにポジションを確保しやすい外枠の方が馬券絡みが多く、やや優勢だ。
本レースで有利な逃げ馬は、1~6枠が【2.0.1.1】、7~8枠が【0.2.0.0】。外枠からハナを切るとなると、それなりに脚を使う点は否めないものの、昨年7枠から逃げたフェーングロッテン(3人気2着)、2017年8枠から逃げたロードヴァンドール(7人気2着)と、人気以上の走りをしている。逃げ候補のエアサージュだが、7枠でも十分好走圏内と見ていい。
複回収値100を超えるのは【0.1.2.7】複勝率30.0%の4枠と複勝率33.3%の5枠。このうち、当日の馬体重が499キロ以下だった馬は【0.0.0.11】と全滅だったが、500キロ以上の馬は【2.1.4.4】複勝率63.6%、複回収値403を記録した。馬格のある馬が好走しやすいレースではあるが、真ん中枠で揉まれ強さが活きると考察できる。プログノーシス、ブレイヴロッカーにとっては厳しい数字だが、中京巧者のヤマニンサルバムには追い風データであり、圧倒的軸候補に浮上。ヨーホーレイクは2年2カ月ぶりの休み明けだけは気になるものの、押さえておいたほうがいいかもしれない。
金鯱賞2024 予想コラム一覧
特集
◆【馬券攻略】「1人気想定ドゥレッツァに馬券内率100%」出走予定・枠順、予想オッズ、過去データ・傾向
◆【まとめ】芸能人・予想家の本命・注目馬予想一覧 「弥生賞6人気1着コスモキュランダ指名の強者現る」
◆【まとめ】「金鯱賞」大口投票パトロール「ドゥレッツァの複勝に100万円か」
◆【高配当メソッド】「人気馬につけ入る隙」 3連単78万馬券など、波乱の立役者は“逃げ馬”
騎手データ
◆【騎手データ】伏兵一角の鞍上に“勝率60%”、“単回収値402” 「狙うなら頭」のベテランジョッキーは?
追い切り評価
◆【追い切り診断】ドゥレッツァを上回る「S」の最高評価 「厩舎力がモノを言う“栗東滞在”で、文句なしの好気配」
◆【追い切り診断】プログノーシスを超える高評価「A」 「集中度合いは申し分なく、ほぼ万全の状態」
◆【追い切り診断】昨年よりも質・量ともに凌駕する高評価 「心身ともにレベルアップで勝ち負け」
◆【追い切り診断】人気一角の重賞ウイナーが「B」の低評価 「本来の素軽さが感じられない」
データ・過去傾向
◆ドゥレッツァに“勝率0%”データで「荒れる予感」 穴党もニヤリの「前代未聞の低レベル」世代説浮上
◆【データ攻略】「6.0.1.0」合致の鉄板級ホース 「この馬向きの展開になる」人気でも逆らえない強豪は
◆【データ攻略】人気一角に「馬券内率100%」条件合致 “左回り無敗”でイクイノックス後の最強馬へ
◆【前走ローテ】プログノーシスに“馬券内100%”データ該当 タイトル奪取狙う伏兵にも警戒
穴馬予想
◆【穴馬アナライズ】「4走前が本来の姿、開幕週でこそ妙味タップリで押さえ推奨」 想定“8人気”以下の盲点
◆【穴馬アナライズ】「ダービー上位馬をねじ伏せた破壊力は本物、この人気なら買って損なし」 単勝オッズ20倍前後想定の穴馬
◆【穴馬アナライズ】「百戦錬磨の名手が狙う先行→激走のビジョン、即消し判断はNG」 想定“9人気”前後の伏兵
◆【WIN5予想】ドゥレッツァ“消し”実績十分の2頭 フィリーズレビューは想定2桁オッズの穴馬「一点突破」
◆【危険な人気馬】“消し”はドゥレッツァか、プログノーシスか……「不安要素を挙げればキリがない」
(SPREAD編集部)