【MLB】新人王レースは日韓対決か 山本由伸が圧倒的本命も“韓国のイチロー”が牙城を揺るがす可能性 米紙指摘

 

【MLB】新人王レースは日韓対決か 山本由伸が圧倒的本命も“韓国のイチロー”が牙城を揺るがす可能性 米紙指摘
山本由伸(C)Getty Images

米紙『ニューヨーク・ポスト』が8日(日本時間9日)に公開した記事によると、大手ブックメーカーの「ナ・リーグ新人王争い」のオッズで、山本由伸投手(ドジャース)が断然トップだという。同紙は山本のライバルとして、ジャイアンツに加わった“韓国のイチロー”ことイ・ジョンフ外野手の名前を挙げた。

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■ブックメーカーのオッズでは山本が大本命

『ニューヨーク・ポスト』は米ブックメーカーの「FanDuel Sportsbook」のオッズを引用し、ナ・リーグ新人王候補として山本が1位(+180)に推されていると伝えた。同紙はこのオッズについて「近年まれに見る低い数字」と指摘。成功できるかどうか不透明な選手が対象となる新人王部門は、受賞者を予測するのが難しいとされており、人気が割れる傾向にあったが、今季は山本が鉄板となっているようだ。

ちなみに、昨季ナ・リーグ新人王に輝いたコービン・キャロル外野手(ダイヤモンドバックス)は昨年3月のオッズで+375。ア・リーグ新人王のガナー・ヘンダーソン内野手(オリオールズ)は+250だった。数字を比較しても、現時点で山本がいかに本命視されているか、明らかとなっている。

ただ、両リーグを通じて過去10年で新人王に選ばれた投手は4人だけ。それ以外は二刀流の大谷翔平投手を含めれば全員が野手となっており、投手不利の状況が続いている。

■「高額配当求める人にはイの+900は魅力的」

そこで、同紙は山本の牙城を揺るがす可能性のある選手をピックアップ。今季からジャイアンツに加わったイ・ジョンフ外野手を挙げた。「イは現在、ほとんどのスポーツブックでヤマモトに次ぐ2番人気であり、高額配当を求める人にとって彼のオッズは魅力的」とし、「Caesars Sportsbook」の+900というオッズを紹介した。

オッズでは山本に水をあけられているイだが、オープン戦は打率3割超えと好調をキープ。シーズンに入っても「1番・中堅」で出場することが、ほぼ確実な情勢となっている。6年総額1億1300万ドル(約170億円)の大型契約を結んだ安打製造機、“韓国のイチロー”が山本のライバルとなるのか。新人王を巡る日韓対決にも注目が集まっている。

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文●SPREAD編集部